甘酒の炭水化物量は?ダイエットに向いてる?
このページでは甘酒に含まれる炭水化物量について紹介しています。
甘酒は最近ダイエットや美肌効果が紹介されて、美容に意識が高い女性に注目されています。
しかし、甘酒の材料は大部分がお米。
お米は糖類が豊富な炭水化物が含まれています。
いわゆる、カロリーの塊なわけですから、ダイエットに良いと言われてもピンと来ません。
本当に甘酒はダイエットに効果的なのでしょうか?
炭水化物とカロリーから考えてみましょう。
甘酒の炭水化物の量はどれくらい?
甘酒は炭水化物が、豊富な飲み物と知られています。
実際の含有量は、100gあたり18g。
甘酒には、炭水化物の塊であるお米がたっぷり使われていますから、納得の結果です。
しかし、炭水化物が丸ごとカロリーに繋がるわけではありません。
炭水化物は、ブドウ糖の他にも食物繊維も構成要素になっているからです。
ただし、それでも甘酒に含まれる純粋な糖質量は17.9g。
飲み物の中ではトップクラスに入ります。
甘酒は高カロリー?
糖類は、体に入るとエネルギーの役割を果たしますから、基本的には高カロリー。
その糖類がたっぷり含まれている甘酒が、ダイエットに適した飲み物と言われても納得できません。
確かに、甘酒は100ml81kcalとなり、軒並み0~1kcalのお茶とは比べものになりませんし、砂糖の塊と言われるコーラだって46kcalですから、いよいよ甘酒のカロリーの高さが目立ちます。
しかし、飲み物全般の平均的なカロリーは意外と高く、100mlあたり136kcalにもなります。
カルシウムが豊富で、毎日飲むように言われる牛乳は66.9kcalですし、冬にほっこり温まるココアはぐんと上がって271kcal。
お茶のようにがぶがぶと飲むわけにはいきませんが、低カロリーの飲み物を見ればキリがありません。
飲み物全般に視野を広げると、甘酒が極端に高カロリーと言うわけではないことがわかります。
ちなみに、甘酒の主成分であるブドウ糖は、カロリーに直すと100mlあたり約60kcal分。
甘酒に含まれるカロリーのほとんどが、お米に含まれる糖質のものと言えます。
お米を飲み物にしたもの、とイメージするとわかりやすいですね。
甘酒のダイエット効果とは
ダイエット中は、たとえ1kcalだって余分には摂りたくないもの。
いくら甘酒が飲み物の中でカロリーが高くないとは言え、喉が乾いただけであればダイエット中はお茶を選ぶべきです。
しかし、甘酒にはカロリーを置いておいてもダイエットの強い味方になってくれます。
ビタミンBで代謝促進
甘酒には
- ビタミンB1、B2、B6
- パントテン酸
- ビオチン
- イノシトール
など特にビタミンBが豊富に含まれています。
糖からエネルギーを取り出すには、ビタミンBが必要です。
逆に言えば、ビタミンBがなければ、エネルギーに変換できず、糖類を摂取しても体に蓄積されてしまいます。
食べたら食べた分だけ太ってしまう状態というわけですね。
さらに、ビタミンBの1つに数えられるイノシトールは、抗脂肪肝ビタミンとも呼ばれ、血行を促して肝臓に脂肪が蓄積されるのを防ぎます。
効率な糖類の消費と、脂肪の蓄積の防止のダブルの効果で太りにくい体作りをサポートするのが、ビタミンBと言うわけです。
しかも、甘酒に含まれるビタミンBの吸収率はトップクラスの90%!1日の適量200ml以内でも、ビタミンB補給に十分な役割を果たします。
低カロリーで満腹感アップ
甘酒の主な栄養であるブドウ糖は、満腹感に関係しています。
食事の前に甘酒を飲むようにすると、満腹感を早い段階から得られるので、食べすぎを防げます。
また、砂糖が加えないまま甘味を楽しめるので、ダイエットや糖質制限中のおやつがわりにもぴったり。
甘酒の甘さの元になっているブドウ糖は、砂糖に比べるとスムーズにエネルギーとして消費されるので、水感覚で極端にごくごく飲まない限りカロリーの摂りすぎになることはありません。
甘酒は上で説明した通り、飲み物としても比較的低カロリー。
体に蓄積されにくい糖分で、美味しく満腹感アップを狙いましょう。
酵素で痩せ体質に
甘酒は100種類以上もの豊富な酵素が含まれています。
酵素とは、生の食品に多く含まれる物質で、体内のあらゆる化学反応を支える役割があります。
中には、脂肪を分解して体に蓄積されたカロリーを燃焼したり、体重の増加を防ぐものも。
体の代謝を支える酵素は、脂肪や糖の消費に欠かせません。
さらに、甘酒の消化酵素は体内に入ると腸の働きを促します。
腸の働きが活性化されれば、体内の毒素や老廃物がスムーズに排泄され、体の中からキレイになるので、美容に嬉しいデトックス効果が期待できます。
まとめ
いかがでしたか?
甘酒は満腹感アップ、甘さと酵素補給など、多少のカロリーには変えられない魅力があります。
カロリーや炭水化物の量にだけ着目して避けるのはもったいないです。
ダイエットには余分に砂糖を加えなくても甘い、米麹甘酒を選ぶと良いでしょう。
飲み過ぎに注意しながら、甘酒をうまく使ってダイエットに、美容に役立てください。
以上、「甘酒の炭水化物量は?ダイエットに向いてる?」でした。