甘酒ダイエットに合う甘酒の選び方
健康や美容に良いことがあると話題になっている甘酒が、なんとダイエットにも使えると言われているのをご存知ですか?
甘酒と言えば、お砂糖のように甘い飲み物ですから、カロリーが高そう。
ダイエットには逆効果な気がするのですけど、実際はどうなのでしょうか?
甘酒のダイエット効果と、痩せるのに効率が良い選び方を紹介します。
甘酒ダイエットとは
少し前までは、桃の節句やお正月の、季節のイベントでのみ飲むことが多かった甘酒。
最近では1年を通して見かけることが増えました。
甘酒に限らず、材料の酒粕や米麹や、キャンディ等関連商品もあちこちで目に入ります。
発酵食品ならではの高い栄養価で、海外ではジャパニーズヨーグルトなんて呼ばれているんだとか。
甘酒ダイエットは食事の変わりに置き換えることで、摂取カロリーを減らして理想のプロポーションを目指すダイエット方法。
ダイエット中は、食べる量を減らすのが基本ですが、カロリーを気にするあまり栄養バランスが乱れやすいです。
必要な栄養を確保できずに、肌荒れや便秘になることもあります。
これでは痩せられても美容の面では逆効果。
甘酒には、
- ブドウ糖
- ビタミンB群
- 必須アミノ酸9種類
- 食物繊維
など豊富な栄養が含まれており、栄養バランスに配慮しながら摂取カロリーを減らせます。
体をぽかぽか温めるのにぴったりな飲み物でもありますから、美味しい物を食べて太りやすい冬に最適なダイエット方法です。
甘酒の選び方
ダイエットをする人の多くの目的が「キレイになるため」ですから、ただ体重が減れば良いというものではありません。
飲む点滴と名高い甘酒なら、健康に配慮しながらキレイに痩せることができるでしょう。
どの甘酒にするかまでこだわることで、より効率よくダイエット効果を発揮できます。
できれば熱処理していないものを
甘酒ダイエットのポイントは、カロリーを減らしながら栄養を効率よく補えるという点。
体に必要な栄養を補いながらカロリーを減らせることで、健康や美容トラブルを避けつつ、理想のプロポーションに近づくことが出来ます。
甘酒はどちらも発酵食品ですから、温度管理が大切です。
高い温度で加熱されれば、熱に弱い栄養や、酵母、酵素が全て破壊されます。
その代わり発酵がとまるので、同じ味が長く維持でき、殺菌効果と合わさって長期間の保存が可能になります。
市販の甘酒は、ほとんどが向上から小売店に並ぶまでに数日かかりますから、熱処理をしないと場合によっては私たちが飲むまでに味が変化してしまうかもしれません。
栄養価よりも取り扱いやすさと、安全性のために、市販の甘酒はほとんど熱処理を施されています。
しかし、それでは甘酒本来のパワーを十分に受け取れません。
熱処理されていない生甘酒もたまに見かけますが、インターネット販売が中心な上に非常に高価で、ダイエットのために購入し続けるのは難しいでしょう。
ですから、ベストな甘酒にこだわるなら手作りがイチバン。
炊飯器で簡単に作れるレシピもあるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。 >>炊飯器でできる手作り甘酒
米麹の甘酒
甘酒は大きく分けて米麹から作られるものと酒粕から作られるものがあります。
どちらも栄養満点という点では一緒なのですが、酒粕の甘酒は砂糖を加えないと美味しく飲めません。
砂糖はカロリーの塊なので、ダイエット中は避けるのが基本。
酒粕の甘酒の場合、米麹から作られたものよりも50kcal分は余計にカロリーを摂取することになってしまいます。
もちろん酒粕そのものは優れた発酵食品ですから、ダイエットに適していないわけではありません。
酒粕を使ったダイエット方法もテレビで紹介されていますし、1日分の摂取カロリーからすれば大した違いはありませんが、それなら料理などに加えて酒粕を食べるようにすれば良いだけです。
わざわざ酒粕の甘酒で余分な砂糖を摂取しながらダイエットをするのは、効率が悪いと言えるでしょう。
また、甘酒を置き換えるタイミングの多くは朝食。
酒粕の甘酒は1%程度のアルコールが含まれているので、その日1日のやることが残っているタイミングで飲むのは抵抗があります。
タイミングや状況を気にせず飲める、ノンアルコールの米麹甘酒がオススメです。
玄米甘酒
玄米甘酒とは、白米のかわりに玄米を使って作られた甘酒のこと。
玄米とはもともと白米の外側の糠を残したままのお米を指します。
外皮が残っているので食べにくいものの、その分ミネラル、食物繊維、ビタミン、アミノ酸がバランス良く含まれ、完全栄養食品とも呼ばれています。
米麹と合わさることで、甘酒のパワーアップにも効果的。
カロリーも白米とほとんど変わらないので、より栄養バランスに配慮した甘酒ダイエットを行えます。
しかし、私たちのご飯は、美味しさを追求した結果、無駄な糠が取り除かれ白米になっています。
玄米では美味しさの点で、通常の白米を使った甘酒に叶いません。
美味しくなければ続かず、ダイエット失敗の可能性が高まります。
玄米甘酒は栄養価を考えればベストですが、無理せず美味しく飲めるほうを選んでください。
豆乳甘酒
米麹の甘酒にも、たんぱく質が含まれていますがその量はそれほど多くありません。
たんぱく質は肉や魚に多く含まれていますから、野菜中心の食事になりがちなダイエット中は不足しやすい栄養素。
体の細胞を作るために欠かせない栄養素なので、美しく痩せるためにもカロリーオーバーに気をつけながら摂取するようにしたいです。
そこでオススメなのが、豆乳と甘酒を混ぜて飲む豆乳甘酒です。
豆乳は大豆から作られていますから、たんぱく質補給にはぴったりの飲み物。
魚や肉と違い低脂質なので、45.8kcal/100mlと、カロリーオーバーの心配もありません。
また、美容に効果の高い大豆というのもポイントが高いですね。
米麹の甘酒に他のものを混ぜることで、ブドウ糖の吸収も緩やかになり、満足感も持続しやすいので食べすぎや、間食を防ぐ意味でも効果的です。
豆乳だけで一石二鳥どことか、一石三鳥くらいある相性の良い組み合わせです。
ちなみに、米麹の甘酒がすでにしっかり甘いので、甘味料で味が調えられていない無調整豆乳でも美味しく飲めます。
豆乳の方も甘酒の発酵臭をマイルドに包んでくれますから、甘酒が苦手な人も飲みやすい、お互いの欠点を補い合う相性の良い飲み方です。
ダイエットに限らず、美味しい飲み方としてもオススメなので是非試してみてください。
甘酒ダイエットはいつ飲むの?
甘酒ダイエットは言ってしまえばシンプルな置き換えダイエットですが、悩ましいのがどの食事を甘酒に変えるか。
いくらお米が入っていて満足感があると言っても、お腹がぺこぺこのときには、とてもじゃないですが足りません。
置き換える積もりが、ついつい他の食べ物に手が伸びてしまうでしょう。
その日のやることが全て終わって食べる夕食なんかは、その傾向が強いです。
後は眠るだけなのでダイエット効果は高まりますが、1日の楽しみでもあるので、ストレスが大きく挫折しやすくなります。
一方、比較的簡単に置き換えできるのが朝食。
寝起きは消化器官も動いていないので食欲もそれほど湧きません。
眠さに負けて朝ごはんを食べない人も多いのではないでしょうか。
しかし、朝食は1日の始まりに必要なエネルギー源。
朝食を抜くとエネルギー補給ができないので、体力や集中力が続かず午前中の作業に支障を来たします。
消化吸収に優れた甘酒なら、朝食でも素早く体に行き渡りエネルギー源にぴったり。
コップに注いで温めるだけなので、忙しい朝にも負担が少なく済みます。
間食に置き換えてもOK
カロリーを考えたら食事以外に余分に何かを食べるのは避けるべきですが、昼食から夕食までは人によっては8時間以上も間が空くことも珍しくありません。
当然お腹が空いてきますし、気分転換も兼ねて適度に間食するのも午後の作業効率を上げるために大切です。
ただし、甘いお菓子やジュースはたっぷり砂糖が使われていて、高カロリーです。
ダイエット中なら間食もある程度カロリーに配慮したものを選びましょう。
甘いお菓子や、普段飲むジュースの変わりに甘酒を置き換えてもGOODです。
100mlあたり81kcalと低カロリーながら、ジュースのように甘いので、甘い物を食べたい欲求も賄えます。
我慢しすぎれば抑えこまれた食欲がストレスになって、挫折の原因になります。
食欲が止まらなくなって最悪リバウンドを引き起こすかもしれません。
ダイエット中だからと言って、無理はほどほどにカロリーに気をつけながら甘い物も楽しみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
甘酒ダイエットは、栄養補給をしながら摂取カロリーを落として痩せていくというもの。
ダイエット中に不足しやすい栄養補給もカバーすることで、健康な髪と肌を保ちながら美しく痩せる効果が期待できます。
甘酒は基本的にどんな物でも栄養たっぷりですが、最適なものを選ぶことでダイエット効果をより高められます。
米麹の甘酒はしっかりした甘さで美味しく飲めるうえに、砂糖0。
砂糖が含まれていない分、酒粕の甘酒よりもカロリーが低く効率良くダイエットを進められます。
美味しく楽しみながら理想のスタイルを目指しましょう。
以上、「甘酒ダイエットに合う甘酒の選び方」でした。