甘酒は筋トレと相性抜群?ブドウ糖と水分補給の効果

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ここでは甘酒を筋トレのときに飲むメリットを紹介します。

 

筋トレの効果を最大限に引き出すために、どのような食品を組み合わせたらいいか、というのは悩みどころではありませんか?

筋トレは美しい体作りのためには欠かせませんが、厳しいトレーニングを積んでもそれだけではなかなか効果が実感しにくい、場合もあります。

 

実は、飲み物に気を配ることもトレーニングの効果を高めるために有効です。

 

早く体を引き締めるために、余分なカロリーを嫌い、筋トレの後カロリーがない水だけを飲んで済ます人も多いようですが、それではもったいない。

 

このページを最後まで読むことで、筋トレと飲み物との関係について学びながら、より効果的な飲み方を身につけることができます。

 

筋トレの効果をサポートするのは?

筋トレの効果をアップさせるのはプロテインだけと思っていませんか?

 

人の体は60%以上が水分。筋トレで激しく体を動かすと、汗で大量の水分が失われますから、トレーニングの後は水分補給が欠かせません。

 

一昔前は、部活など、トレーニング中の水分補給は禁止が当たり前でしたが、とんでもない話です。

筋トレに限らず、運動時の水分補給を怠るのは、効果を半減させるだけでなく、健康面でも危険。

 

スポーツ中継を見ていても、時折、選手たちが競技の合間に水分補給するのが当たり前になりました。

 

運動の効率をめるためにも、適度な水分や栄養補給は役立つのです。

水分補給の効果

 

私たちは、運動するしないに関わらず、日常生活の中で大量の水分を消費しています。

ですから、もともと毎日1.5Lの水分補給が必要と言われています。

1.5Lとは、ソフトドリンクが入っているような大きなペットボトル1本分の量。

 

意識しないと、これだけの量を飲むのは難しいですよね。

この上、筋トレなどの激しい運動をすると、汗で水分がどんどん失われて、体温調整がうまくいかなくなります。

体温が上がっても下げられなくなるので、熱中症の可能性が高まります。

 

運動で高くなった温度を下げるためにも、汗をかいたらこまめな水分補給が重要です。

 

さらに、運動すると、筋肉には乳酸と呼ばれる疲労物質が溜まっていきます。

激しい運動すると使った部位の筋肉が、だるく傷むような感覚になることがありますよね?

そう、動くのも億劫になるあの筋肉痛も、乳酸が引き起こしています。

 

乳酸が溜まると、筋肉の動きが悪くなるだけでなく、成長も阻害されます。

 

乳酸はクエン酸サイクルと呼ばれる体内の活動で取り除かれますが、水が不足するとこのサイクルがうまく作動しません。

つまり、乳酸を取り除いて筋肉を成長させるためにも、水分は欠かせないというわけです。

ブドウ糖で筋肉を大きく?

筋肉と言えば、プロテイン。大きな美しい筋肉をつけるために、筋トレと切っても切れない栄養です。

ここまで行かなくても、ダイエットで筋肉をつけて引き締めたい場合でも、鶏のササミなど良質なタンパク質を意識して食べるようにするのが一般的です。

 

タンパク質は筋肉の基となる栄養素ですから、筋トレで破壊された筋肉を補強する効果が期待できます。

 

しかし、タンパク質だけ摂取しても、効率良く筋肉を作ることができません。

 

というのも、ブドウ糖は

  1. トレーニングで破壊された筋繊維の部位へタンパク質を運ぶ
  2. 運動のエネルギー源

の2つの役割を持っているからです。

 

タンパク質は筋肉を作る材料になる栄養ではありますが、必要としている部位へ辿りつけなければ、そもそも筋肉になることができません。

 

筋トレによる体の引き締め、筋肉を大きく育てることのどちらも難しくなります。

 

そして、ブドウ糖はあらゆる運動のエネルギー源でもあります。

 

ブドウ糖が足りなければ、指1本動かすこともできません。

 

そして、実は体の中でもっとも大量にブドウ糖を消費する大食いは脳。

 

ただでさえ筋トレは大量にエネルギーを消費されます。

その上、余分なカロリー摂取を避けるために炭水化物を食べないようにしていると、脳が異常事態と判断して、体内の糖分を温存するようになります。

 

わざわざ体内のタンパク質を分解して糖分を作って、そこから消費し始めるのです。

体内のタンパク質と言えば、筋肉。

 

つまり、筋肉を分解してエネルギー源にしながら、トレーニングで筋肉を作る、という無限ループに突入してしまうのです。

 

この無限ループに組み込まれれば、いくら筋トレしても体の筋肉量は増えませんし、増えても効率が著しく低下します。

 

脂肪燃焼すら行われなくなるので、太りやすい体質も引き起こしてしまいます。

誰だって、できるだけ効率よく筋肉をつけていきたいですよね。

筋トレには、プロテインと合わせて、タンパク質を運搬しエネルギー源となる、適量のブドウ糖が成功の鍵となるのです。

酒が飲む点滴と呼ばれる理由

甘酒は「飲む点滴」と呼ばれて美容や健康に意識が高い女性を中心に注目されています。

 

しかし、メディアでは美容効果やダイエット効果がメインで紹介されることがほとんど。

 

筋トレに関係あると言われても、なかなかピンと来ません。

 

実は「飲む点滴」と呼ばれるようになった大きな理由は、甘酒に豊富に含まれるブドウ糖。

上で説明した通り、筋トレと非常に相性が良い栄養素です。

 

甘酒にはもともとお米が材料ですから、ブドウ糖が豊富な飲み物ですが、その上、米麹のものは発酵によってブドウ糖に分解されています。

口に入る前から細かく分解されているので、消化に優しく吸収率に優れた飲み物です。

 

なんと、90%もの栄養が吸収されるんだとか。

 

運動後の

  • 水分補給
  • ブドウ糖補給

ができるので、筋トレに限らず、スポーツ前後の飲み物に選ぶ人も増えています。

>>甘酒の甘さと砂糖との違いは?

筋トレに合う甘酒の飲み方

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いくら甘酒がブドウ糖補給に良いからと言っても、水やお茶のようにガブガブ飲むにはNG。

あくまでも、筋トレの効果をサポートできるよう意識した飲み方を心がけましょう。

米麹の甘酒を選ぼう

甘酒は米麹から作られているものを選ぶようにしましょう。

お正月に神社で振舞われているものは、酒粕の甘酒は飲みやすくするために砂糖がたっぷり入っています。

同じ量でもカロリーが高くなりがちなので、筋トレやシェイプアップには向きません。

 

また、酒粕はもともと日本酒の搾り粕なので、アルコール濃度が1%前後になっています。

 

ごく少量とは言え、運動の妨げになりますし、アルコールを分解するためには大量の水分が必要です。

 

わざわざ酒粕の甘酒を選ぶ意味はありません。

 

特別な理由がなければ米麹の甘酒がオススメです。

おかわりやがぶ飲みはNG

甘酒は100mlで81kcal。

カロリーだけ見れば、炭酸飲料よりも高いのです。

 

いくらブドウ糖補給に良いとは言え、飲みすぎてはシェイプアップの妨げになってしまいます。

ぽっちゃり体型になる原因になるので、お茶や水感覚で何リットルもガブガブ飲むのは止めましょう。

 

一般的には、甘酒の適量は200mlですから、ダイエットやシェイプアップのための軽めの筋トレの場合は、通常の量を目安にします。

筋肉の肥大化が目的の本格的な筋トレの場合は、内容もハードになりがちですから、多少多めにしても良いかもしれませんが、だからと言って飲みすぎてはいけません。

 

筋トレメニューと自分の体質とを考慮に入れながら適量を決めましょう。

>>ダイエット良い甘酒を飲むタイミングは?

>>甘酒を水筒で持ち運びしてもいい?

タンパク質補給を忘れずに

タンパク質が筋肉を作ることには変わりないので、筋肉をつけるためにプロテインを摂取するのは有効です。

甘酒にもタンパク質の素になるアミノ酸が含まれていますが、ごく少量。

 

運動で破壊された筋肉を補強するためには、全く足りません。

本格的な肉体改造でなくとも、ダイエットや軽いシェイプアップのためにも、良質なタンパク質を取り入れるように食生活を改善しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

 

筋トレに必要な栄養や食品はどうしても、タンパク質が豊富なものが注目されがち。

 

しかし、水分やブドウ糖も筋トレの効率アップに有効です。

水分補給しながら効果的にブドウ糖補給できる甘酒は、運動時の飲み物にぴったり。

 

最近の甘酒ブームで市販品のバリエーションも増えていますから、馴染みがなかった人も気軽に試してみてはいかがでしょうか。

 

以上、「甘酒は筋トレと相性抜群?ブドウ糖と水分補給の効果」でした。

>>甘酒でダイエットができる?選び方と飲み方