甘酒と生姜を合わせると効果・効能はどうなる?

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ここでは甘酒と生姜を組み合わせることで得られる効果、効能についてまとめています。

寒い季節になると、コーヒーの隣が定位置になる甘酒ですが、よく生姜入りのものを見かけます。

 

生姜はピリピリとした味わいで、大人にとっては甘酒の良いアクセントになる一方で、子供にとっては飲みにくいですよね。

 

人によっては、「生姜がなければいいのに」と思ってしまうかもしれません。

甘酒に生姜をプラスすることで、味の引き締めのほかにどんなメリットがあるのでしょうか?まとめてみました。

 

 生姜の効果・効能とは

生姜はジンゲロールと呼ばれる成分が多く含まれています。

ジンゲロンは乾燥や加熱させると、ジンゲロールという成分に変化しますすが、その効果や効能は変わりません。

 

ジンゲロールは生姜ならではの辛味を作り出し、体には入ると血管を広げ、血液の流れをスムーズにします。

 

血液は、全身の物流を管理する部分。

血流が滞れば余分な老廃物が溜まったり、必要な栄養や酸素が不足したりしますし、逆に血行がよければ物質の流れが良くなることが考えられます。

 

良くも悪くも、体に大きな影響を与えるのです。

 

具体的に生姜に含まれるジンゲロール、ジンゲロンを摂取すると

  • 冷え性改善
  • ダイエット効果
  • 免疫力アップ
  • 便秘改善

などの効果が期待できます。

甘酒と組み合わせて相乗効果?

 

冬に生姜をお湯に溶かしてシンプルに頂くだけでも、びっくりするくらい体がポカポカと温まります。

それだけ生姜の持つパワーはすごい、ということなのですが、甘酒だって負けてはいません。

 

お正月の寒空の下、神社で振舞われた甘酒を飲んで寒さを凌いだ経験がある人も多いのでは?

 

甘酒と生姜は昔から相性が良いといわれていたお馴染みの組み合わせです。

甘酒と生姜はそれぞれ単品でも優れた栄養がありますが、組み合わせることで相乗効果が発揮できます。

血行促進

加熱した生姜は体を内側から温める効果があります。

内臓が集まっている腹部は、体の中でも冷えやすい部分です。

 

甘酒に生姜を加えて飲めば、消化器官を通ってお腹が中から温められます。

血行促進効果をアップできるので、体にたまった水分が血液に乗って排出されます。

 

女性の悩みに多いむくみ改善にも有効です。

 

殺菌効果

生姜の殺菌効果は、体に入った菌を取り除くのに有効です。

風邪のときだけでなく、予防のためにも飲むようにしたですね。

風邪をひきやすい季節や、そこまでいかなくとも調子が悪いときに生姜が入った甘酒を飲むと免疫力が高まります。

>>甘酒で体調回復?風邪のときにも飲んでも良い?

癒し効果

血行促進することで、自律神経を整える効果が期待できます。

 

特に、甘酒や生姜が美味しい寒い季節は、日照時間が短いこともあって精神的に不安定になりがち。

もともと冬はうつ病になる人が多い季節なんだとか。

 

温かい美味しいものを口にすると、気持ちがほっこりして、一息つくような穏やかな気持ちになりますよね?

生姜を加えた甘酒は体に良いだけでなく、美味しい飲み物。

美味しく楽しみながら栄養補給するのにぴったりです。

 

生姜甘酒はどんな人に向いてる?

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いくら体に良いとしても、人によって合う合わないがあります。

生姜は香辛料の一種。

どうしても好みが分かれますから、どんな人に向いているか確認していきましょう。

体が冷えやすい人

生姜は血管を広げて、体をポカポカさせますから、冷え性に悩む人にぴったり。

甘酒も発酵食品ですから体を温める効果があります。

 

それぞれをべつべつに摂ってもいいのですが、せっかく相性が良いのですから、生姜を加えて甘酒を飲みましょう。

頑固な冷え症も改善できるかもしれません。

 

そして、夜に体が温まると寝つきもよくなります。体が慢性的に冷えている人は、布団に入っても体が温まりませんから眠るのに時間がかかることも少なくありません。

 

なかなか眠れない人は、眠る前に生姜入り甘酒を少し飲むと体が温まり、眠りやすくなります。

甘酒が苦手な人

酒粕はお酒臭い、米麹はカビ臭いなんて言われるように、発酵食品はどうしても独特の風味があります。

 

甘酒も発酵食品ですから飲みにくいと感じつつも、健康や美容のために飲む人もいるでしょう。

「良薬口に苦し」とは言いますが、美味しくない物を毎日飲むのは、はっきり入って辛いです。

 

そこで生姜の出番。

生姜は香辛料の一種ですから、少量でも味をガラリと変えます。

 

少し加えただけで、甘酒特有の匂いをすっきりとしたスパイシーな味わいにします。

>>甘酒が苦手な人へ!飲めるようになるためのアレンジ

調子が悪い人

甘酒に含まれる糖分は消化吸収率が良いので、疲労が溜まった体の回復にぴったり。

 

しかし、疲労などで弱っている体には、菌が繁殖しやすく、風邪をひきやすいタイミング。

甘酒に生姜の殺菌作用が加われば、栄養補給と菌の除去ができます。

 

素早く体のコンディションを整えるのに効果的です。

むくみに悩む人

体の冷えや立ちっぱなしなど、様々な要因でむくみは起こりますが、根本的な原因は体の水分が溜まること。

生姜は体内の水分を血管に流して、スムーズになった血流で外に排出する効果があります。

体内から余分な水分がなくなるので、むくみの改善に貢献できます。

 

もともと筋肉量が少なく、足から体のほうへ血液を持ち上げる力が弱い女性や、血液を子供と共有している妊婦さんはどうしてもむくみやすいです。

アルコールの心配がない米麹の甘酒にしょうがを加えて、むくみ対策に活用してはいかがでしょうか。

>>甘酒がむくみに効果アリ?真偽はどうなの?

まとめ

いかがでしたか?

甘酒と相性が良い食品はいくつもありますが、特に生姜は古くから組み合わせられていた食品。

味だけでなく、甘酒の栄養効果をサポートするうえで良いパートナーと言えます。

 

生姜に限らず、甘酒に加える食品次第で、味や栄養が変化するので、目的に合わせてアレンジを楽しむのもオススメです。

 

以上、「甘酒と生姜を合わせると効果・効能はどうなる?」でした。

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