甘酒で便秘改善!量はどれくらいが良いの?

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甘酒は栄養価が高く、美容にも健康にも嬉しいことがあると今注目の健康ドリンク。

期待される様々な効果の1つに便秘改善があるのはご存知ですか?

 

歴史的に食物繊維が豊富で、消化に時間がかかる食品を中心に食べていた日本人は、世界でも稀に見る腸長民族。

便が移動する距離が長く詰まりやすいため、便秘を抱える人が多いんだとか。

何でも、日本人の約2割がお通じに関して何らかの悩みを抱えているというデータもあります。

 

便秘は肌荒れや、腰痛、吐き気など各方面に悪影響を与えますから、甘酒を飲むことで症状が改善されたら良いですよね。

 

そこで、便秘に効果的な甘酒の飲み方についてまとめてみました。

 

甘酒に含まれる便秘解消効果

便秘と甘酒の関係を調べていると、サイトによってオススメの甘酒が異なります。

 

調べれば調べるほど混乱して、甘酒選びに頭を抱える人も多いでしょう。

ページによって結論が異なる要因の1つは、2種類の甘酒それぞれに、便秘に効果的な栄養が含まれているからです。

米麹の甘酒の便秘解消効果

 

米麹の甘酒の魅力は、麹菌の発酵によって得られる高い栄養価。

ビタミンB群、ブドウ糖、アミノ酸、食物繊維など、疲労回復に重要な栄養がバランス良く含まれています。

栄養剤の点滴と共通の成分が含まれていることから、「飲む点滴」と呼ばれ注目されるようになりました。

 

つまり、飲む点滴と呼ばれブームを引き起こすきっかけとなったのは、米麹の甘酒のみを指しているということです。

多くの栄養をバランス良く含んでいる米麹の甘酒は、便秘解消にも効果的。

米麹の甘酒には、水溶性食物繊維と、オリゴ糖がたっぷりで、特に整腸作用が期待できます。

 

ストレスや、栄養バランスが悪くなることで腸で活動する悪玉菌が増加し、腸内環境が悪化することがあります。

 

一般的に、

  • ガスが出ない
  • お腹が張っているような感覚がある
  • 便が残っている感覚があるのに出ない

などの症状があると、腸内環境の悪化が原因の便秘である可能性が高いです。

 

水溶性食物繊維と、オリゴ糖は共に腸に届いて善玉菌のエネルギー源になります。

呼ばれるときには、善玉菌、悪玉菌、もしくは腸内細菌とひとくくりにされることが多いですがその種類は多岐に渡ります。

甘酒に限らず、ヨーグルト等の、乳酸菌が含まれる商品からも、善玉菌補給できる食品はいくつもありますが、なかなか効果が実感できないことも少なくありません。

 

腸内細菌全体では、人の場合3万種類、2kgほどの量が活動していますから、善玉菌、悪玉菌同士でも相性の良し悪しがあります。

数種類の乳酸菌が補給できたとしても、相性の悪い悪玉菌に活動が邪魔されるため、腸内環境が改善されないのです。

腸内環境を改善するには、善玉菌の活動をバランス良く改善させることが重要となります。

 

水溶性食物繊維と、オリゴ糖は、乳酸菌そのものではないかわりに、エネルギー源の役割を果たします。

善玉菌全体をバランスよく増加させるので、悪玉菌勢力を圧倒し、腸内環境を整える効果が期待できます。

酒粕の甘酒の便秘解消効果

酒粕の甘酒は、発酵でお米をブドウ糖に分解して作られるわけではないので、そのままでは甘味がありません。

美味しく飲むためには、どうしても甘味を加える必要があります。

 

酒粕の甘酒のほとんどに砂糖が加えられるのは、安く、シンプルに甘味が加えられることが理由です。

 

しかし、砂糖はオリゴ糖や水溶性食物繊維の反対で、悪玉菌のエネルギー源になります。

悪玉菌を増やし、腸内環境を悪化させる可能性があるので、便秘解消のためには酒粕の甘酒を避けべき、と言われるのです。

 

しかし、酒粕にはレジスタントプロテインと、不溶性食物繊維がたっぷり含まれています。

特に、酒粕の不溶性食物繊維の量は、白米の約10倍。

酒粕をお湯で溶かして作る甘酒も、不溶性食物繊維を補給するのにぴったりです。

不溶性食物繊維は、便秘解消にお馴染みの栄養で、しっかりした繊維質が消化器官を通った後にも残ります。

 

大腸に到達すると便をかさましし、腸の排便運動を促します。

そもそも、便とは食べ物から必要な栄養を吸収した後の老廃物ですから、ダイエット中や、もともとの食生活のために、食事量全体が少なければ、作られる便も大きくなりません。

 

腸が排便のために動いても、便が小さいままなので外部へ押し出されず、いつまでも残ってしまいます。

 

更に、大腸は水分を吸収する消化器官でもありますから、便が長く留まれば留まるほど水分が失われ、コロコロと硬くなり、動かなくなり、どんどん便秘の症状が進行してしまいます。

小さな便がコロコロと出る 何日も便が出ない 少食 などの条件が当てはまる場合は、排便のために必要な食事量が確保できていないかもしれません。

 

酒粕の甘酒で不溶性食物繊維を補給すれば、便がかさましされ、排便が促される効果が期待できます。

また、酒粕に含まれるレジスタントプロテインは、コレステロールなどの脂に吸着して、大腸に到達したときに、便を柔らかく滑りやすくします。

腸に長く留まって硬くなった便の動きをスムーズにしますから、ダブルで便秘改善に働きかけるというわけです。

米麹と酒粕の甘酒の違いは?飲みわけの方法

便秘に効果的な甘酒の飲み方は?

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甘酒はもともと便秘に有効な飲み物ですが、せっかくならそのパワーをできるだけ有効活用するために、飲み方にもこだわりましょう。

便秘の症状に合わせて甘酒を選ぶ

酒粕から作られているものと、米麹から作られているもの、両方甘酒と呼ばれています。

材料や作り方が、ルーツまで異なりますから、別物と言っても過言ではないほど、多くの違いがあります。

当然、便秘に対する効果も変わってきますから、便秘に合わせて使い分けるようにしましょう。

朝飲むようにする

理想的な排便のリズムは、朝の時間とされています。

夜作られた便が、朝食の消化活動で腸が動き、排便が促されることが理由です。

従って、朝体が温まり、消化に良い甘酒を飲むことは腸を刺激するためにも効果的。

温めれば後は飲むだけなので、準備にも時間がかからず朝は1分1秒でも眠っていたい人にも負担が少なく済みます。

>>甘酒を便秘対策で飲むのに時間やタイミングはいつがいい?

1日200mlを目安に

甘酒は栄養豊富で健康に良い飲み物ではありますが、お米などが入っているため、100mlでも81kcalあります。

コップ1杯になると160kcal以上になり、お茶碗1膳分に近いカロリーになります。

 

お茶感覚でゴクゴク飲むと、カロリーオーバーになり肥満の原因になりかねません。

1日200mlを目安にして、多くても400mlまでにしましょう。

物足りなければ、お湯や牛乳など他の飲み物で割って量を増やして飲んでください。  

甘さは砂糖以外で調整する

酒粕の甘酒に加えられる砂糖は、単純に味を調えるためのものなので、必須ではありません。

むしろ、悪玉菌を増やす可能性があるので、便秘解消のためには逆効果。

甘味を加えるだけなら、善玉菌を増やすオリゴ糖や、思い切って米麹の甘酒をミックスすると良いでしょう。

 

市販されている酒粕の甘酒は、だいたい砂糖が入っているので、気になるなら手作りしてください。

米麹の甘酒と違って発酵させる手間要らずなので、慣れると10分ほどで出来ます。

酒粕甘酒の砂糖なしで!作り方

毎日続けて飲む

甘酒の効果は、

  • 乳酸菌が増えて腸内環境が整うのに3~4日
  • 食物繊維が腸に到達するのに2~3日

とされているので、時間や飲む量よりも、大切なのは毎日続けることです。

 

口コミでも、3日過ぎた頃から効果を実感できるとの声をよく見かけますから、時間や量を気にして続けるのが難しくなるくらいなら、少量でも毎日飲むようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

 

体内で老廃物がどんどん溜まっていく便秘は、健康以外にも肌荒れや、ぽっこりお腹など、美容にも悪影響を与え、特に女性にとっては深刻な問題。

美肌や健康にも良いと注目されている甘酒を飲んで、便秘まで改善されたら一石二鳥です。

甘酒は飲んでも美味しいですから、楽しみながら便秘改善しちゃいましょう。

 

以上、「甘酒で便秘改善!量はどれくらいが良いの?」でした。

>>甘酒を飲み続けた結果こんな良いことも?実体験を紹介

>>甘酒の砂糖の量をできるだけ少なくする方法