いちご甘酒は便秘に効果ある?ジャムや他の果物で代用できる?
フルーツ甘酒は飲みやすくて、甘酒に足りない栄養も補えて一石二鳥!今注目の甘酒の飲み方です。
中でも、甘酒にいちごを加えた飲み方が人気で、2017年にテレビで紹介されてから定番になっています。
いちごの爽やかな酸味と、甘酒のこっくりとした甘味が、想像しただけでも美味しそうですよね。
更に、甘酒といちごを一緒に摂ることで、便秘対策にも効果的なんだとか。
女性は食べる量が少なく便秘になりやすいですから、いちご甘酒を美味しく飲むだけでお通じ対策できるなら、チャレンジしてみたくありませんか?
ここでは、いちご甘酒について、改めてまとめてみました。
いちご甘酒が便秘に効果がある?
甘酒に限らず、ヨーグルトや牛乳など、便秘に効果的な食品はたくさんあります。
しかし、実際に試してみると思ったよりも効果が得られない、なんてことがありませんか?
もちろん、これらはただの食品ですから、薬のように必ず便秘を改善できるとは限りません。
便秘の原因は人によって異なりますし、相性や、食べるタイミングによっては、食品本来の効果が発揮できないことも考えられます。
甘酒も、ヨーグルトも腸内での善玉菌の働きを活発にする効果が期待できますが、実は、これらの食品を単独で摂っても効果は今ひとつ。
便秘改善に効果的な他の食品と一緒に食べることで、相乗効果が期待できるのです。
だから、ヨーグルトだけ、甘酒だけ、飲んでもお通じが良くならなかったのです。
イチゴは、善玉菌のエサとなるオリゴ糖や水溶性食物繊維がたっぷり。
甘酒とイチゴが同時に体内に運ばれることで、善玉菌に十分な量のエサが届いて腸内環境が改善されます。
イチゴの爽やかな酸味が、甘酒をすっきりさせてくれますから濃い味が受け入れられない朝にもぴったりです。
いちご甘酒の作り方
いちご甘酒と呼ばれていても、作り方は一般的なフルーツ甘酒と一緒なので、何も難しいことはありません。
ミキサーやブレンダーを使えばあっと言う間にできるので、忙しい朝にも無理なく準備できます。
甘酒 100ml
いちご 50g(4個くらい)
- いちごを洗ってへたを取る
- 下処理したいちごと甘酒を滑らかになるまでミキサーにかけたらできあがりです
参考レシピ:https://cookpad.com/recipe/3126992
いちご甘酒の作り方の注意
甘酒はそれぞれ米麹と酒粕から作られたものがありどちらも栄養満点。
酒粕には酒粕の、米麹には米麹の美味しさがあって、どちらがフルーツ甘酒に適さないということはありません。
しかし、こと便秘に適しているのはどちらか、と言うテーマなら話は別です。
酒粕の甘酒は便秘に逆効果?
例えば、酒粕は日本酒の風味が豊かで、甘酒にした後も僅かにアルコールを含んでいます。
好みのフルーツと合わせれば、カクテルのような少し大人な味わいになります。
しかし、酒粕の甘酒の味を調えるために使用されている砂糖は、腸内の悪玉菌の栄養源。
大腸に潜む悪玉菌が砂糖で活発になれば腸内環境が悪化して、便秘がひどくなります。
便秘改善を狙って、いちご甘酒を飲むなら酒粕の甘酒は避けた方が良いでしょう。
米麹の甘酒のススメ
一方、米麹の甘酒もそのままでも甘く美味しく飲めますが、これは砂糖から来る甘さではありません。
材料のお米がブドウ糖に分解されているため、砂糖と同じ役割を果たして甘く感じるのです。
ですから、米麹の甘酒は完成後に別で砂糖を加えなくても美味しく飲めます。
余計な砂糖を入れない分低カロリーですし、米麹の甘酒は、腸内の善玉菌の栄養になるオリゴ糖も含まれています。
ノンシュガーであることと、オリゴ糖が含まれていることから、便秘解消には米麹の甘酒の方が適していると言えるでしょう。
発酵させて作られることから、米麹の甘酒は酒粕のものより少し値が張るのがネックですが、便秘は健康だけでなく美容にも影響を与える深刻な問題。
お財布と相談しつつ、できるだけ米麹の甘酒を選ぶようにしましょう。
イチゴジャムでもいい?
いちごは便秘対策にぴったりな組み合わせですが、フレッシュフルーツはどうしても鮮度も気になります。
忙しくてなかなか買い物に行けない人には、保存が利き美味しいジャムで代用できたら嬉しいですよね。
しかし、市販のジャムはいちご以外の物も材料になっています。
砂糖や他の添加物もたっぷり含まれていますから、カロリーも上がりますし、出来上がったときの味も全く異なります。
大変ですが、できるだけ生のいちごを用意するようにしましょう。
いちご甘酒の効果的な飲み方
いちごと甘酒のペアが腸に良いことは事実なので、単純に飲むだけでも便秘には効果があります。
しかし、せっかくなら便秘への効果がしっかり実感できる飲み方がしたいですよね。
いちご甘酒はいつ飲むのが良いの?
便秘改善のためには、甘酒を朝飲むようにするのがオススメです。
朝と言うのは前日の食べ物を全て消化し終わって、作られた便を体が排泄する態勢になっているタイミング。
体が排便に積極的なので、便秘気味な人も、ちょっとしたきっかけでするっとお通じが出る可能性が高いです。
便秘改善に効果的ないちご甘酒で、腸を刺激してすっきりした気分出朝を迎えられると良いですね。
とにかく続けよう
甘酒は薬ではないので、1日2日で効果が表れるわけではありません。
善玉菌に十分な栄養が行き渡り、腸内環境が整うまでには一週間近くかかると言われています。
医薬品などを使わず、甘酒だけで便秘改善を目指すなら、最低でも、一週間は続けるようにしましょう。
1日に飲む量は?
甘酒は、砂糖を加えない米麹の物でも、100mlあたり81kcal。
実はちょっとした炭酸ジュースくらいあります。
やはり、お米や麹が入っている分どうしてもカロリーが高くなってしまうのですね。
お茶や水がどれだけ飲んでも0kcalであることを考えると、ガバガバ飲むわけにはいきません。
甘酒だけで、1日の量を200mlを目安に飲むようにしましょう。
いちご甘酒の場合、フルーツが入っているので少し計算がややこしいですが、ミキサーにかける前に加える甘酒の量を覚えておくと簡単に飲み過ぎを防げます。
いちごの代用できるフルーツ
いちごは季節物ですから、年間通して手に入る物ではありません。
秋や夏のいちごの旬から外れた季節でも腸内環境を整えるような飲み方をしたいもの。
腸内環境は1日配慮すれば整うものではありませんから、後々のことを考えて続けやすいフルーツを使いたいですよね。
いちごのメリットはたっぷりの水溶性食物繊維。水溶性食物繊維が腸内で発酵し、栄養源になることで善玉菌の数を増やせます。
いちごの食物繊維の量は、100あたり1.4gとフルーツの中ではかなり多いほうですが、それでも
- ブルーベリー
- キウイ
- 柿
- りんご
- パイナップル
など、より多くの食物繊維を含むものがいくつもあります。
食物繊維や、購入できる期間を考えると、いちごよりももっとメリットの多いフルーツの名前も挙がりそうです。
しかし、腸内には無数の腸内細菌が活動しており、善玉菌の種類も多種多様。
全種類の善玉菌を増やすためには、水溶性食物繊維だけでは対応できません。
幅広い種類の善玉菌のエサとなって、腸内フローラを整えるには水溶性食物繊維にプラスしてオリゴ糖が必要です。
キウイは食物繊維が豊富で有名ですが、オリゴ糖が少な目。
いちご以外で、オリゴ糖と食物繊維が豊富なフルーツなら、リンゴとバナナがオススメです。
どちらも年中手に入りやすいので、いちごの旬が終わった頃や、いちごに飽きたタイミングに、代用品に甘酒に加えてみましょう。
味もがらりと変わって、新鮮な気持ちでフルーツ甘酒が楽しめます。
まとめ
いかがでしたか?
いちご甘酒は、美味しいだけでなく便秘にも効果抜群な飲み物です。
日本人は、世界的にも腸が長いことから国民病と言っても過言ではないほど、多くの人が悩んでいる便秘。
特に女性は、運動量と食べる量が共に少ないため、なんと2人に1人の割合で患っているんだとか。
甘酒そのものにも、腸内環境を整える栄養が含まれていますが、いちごが加わることで更に効果アップが期待できます。
いちごが季節物ですから期間限定ではあるものの、他の季節を同じようにオリゴ糖や、食物繊維が豊富なフルーツで乗り切れば1年中快適に過ごせます。
いちごが美味しい季節には1度はチャレンジしてみたい飲み方です。
以上、「いちご甘酒は便秘に効果ある?ジャムや他の果物で代用できる?」でした。