甘酒を粒なしで!作り方3パターン

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このページでは、粒なし甘酒の作り方を紹介しています。

 

甘酒に含まれるお米のツブツブは、喉に柔らかくひっかかり、飲み物ながら自然と噛みながら喉を潤します。

 

噛みながらでなければ喉を通らないので、飲むペースがゆっくりになりダイエット効果をアップさせるなど、メリットもある一方、タピオカと同じように、好みが別れる食感です。

 

好きな人にとっては「ツブツブがなければ甘酒ではない」と言うくらいなくてはならないものですが、どうしてものど越しが悪くなります。

慣れない人にとっては、甘酒が進まない原因にもなります。

 

粒なしの滑らかな甘酒なら、ぐっと飲みやすくなると思いませんか?こ

 

こでは食べる甘酒を脱却して滑らかな粒なし甘酒の作り方をまとめています。

 

甘酒のツブツブはお米!

甘酒はお米を煮たり、発酵させたりして作られます。

ですから、甘酒ならではのツブツブ食感の正体はお米。

これは酒粕、米麹どちらの甘酒でも変わりません。

 

酒粕のお米は、ダマなく仕上げるために、あらかじめ煮込む前に材料を水にしたして柔らかくしておきます。

対して米麹甘酒は、コウジカビがお米をブドウ糖に分解して作られます。

 

糖化と呼ばれるこの反応は発酵時間に進められるのですが、温度が適切でなかったり、時間が短かったりするとコウジカビがうまくお米を分解できません。

お米からブドウ糖やその他の栄養を引き出せない、と言うことはお米の形がそのまま残るということですから、甘味が弱くなるだけでなくツブツブ食感が強く残ります。

 

発酵はコウジカビの力を借りて進めますから、どうしてもその時によって甘味やお米の柔らかさが不安定。

水を吸わせて、煮込んで、と自分の手で直接行う工程が多い酒粕の方が、お米の食感を調整するのは簡単です。

粒なし甘酒の作り方

 

米麹の力だけで、毎回甘酒の粒をなくすのは難しいです。

比較的、自分で滑らかさを調整しやすい酒粕甘酒も、お米の粒が柔らかくなるだけで、完全に跡形もなく食感をなくすのは米麹甘酒と同様に大変。

 

そこで、甘酒を仕込むとき、飲むときに一手間加えて粒なし甘酒にしちゃいましょう。

やり方は簡単、滑らかにできる調理器具を使えば良いのです。

 

具体的には、 ミキサーやブレンダーの、スイッチ一つで細かくしてくれる電動調理器具が便利です。

ミキサーもブレンダーも、離乳食、ポタージュ、スムージーなど、固形物を滑らかにしたいときお馴染み。

 

甘酒のツブツブ喉で主張するお米も、一粒残らず滑らかにしてくれます。

できあがっている甘酒のツブツブを滑らかに

甘酒のツブツブが残る原因が、糖化が適切でなかった、場合は追加で発酵させれば、お米がしっかり分解され食感が滑らかになると考えられます。

 

しかし、一旦出来上がった甘酒をもう一度発酵させるのは大変ですし、雑菌の付着も心配。

コウジカビが雑菌に負けて、最悪の場合、発酵どころか腐敗が進んでしまうかも。

それに、市販甘酒は私たちの手元に届く前に既に火入れされているので、発酵させられません。

 

そこで、お手軽に出来上がった直後や飲むタイミングにミキサーなどで甘酒のツブツブをなくしてしまうのはいかがでしょうか?

後から撹拌して粒なしにすれば、発酵がほどほどでも関係ありません。

  • 甘味が強い甘酒が苦手
  • 自分の分だけ粒なしにしたい

と言う人にオススメです。

発酵前に材料を滑らかに

甘酒を発酵させる前にお米をあらかじめ滑らかにしておくこともできます。

ミキサーでお米だけ潰そうと思うと、刃にまとわりついてうまくいかないので、分量のお湯と一緒にスイッチを入れます。

 

ただ、撹拌しているうちにお湯が少し冷めてしまいますから、お米の粒がなくなってミキサーから下ろした後、忘れずに温度確認しましょう。

 

お湯が多くなって甘酒が薄くならないように、ミキサーには分量よりも少なめのお湯を入れて、後から熱めのお湯で温度と濃度を調整するとスムーズです。

 

因みに、 仕込む前にお米を滑らかにすることで、より甘味が強い甘酒になるメリットが出てきます。

なぜなら、あらかじめミキサーにかけてお米の粒を細かくしておくことで、コウジカビが糖化を進めやすくなるからです。

 

甘酒を甘くするには、お米を減らして米麹を増やして仕込むのが手っ取り早いですが、米麹は割高。

甘酒は毎日飲むものですから、ちょっとした費用が積み重なって財布を直撃します。

 

全部甘酒を粒なしの状態で摂取する予定の場合は、節約の面でも、喉ごしの面でも、お米を滑らかにしてから仕込む方が 良いでしょう。

>>甘酒をもっと甘くする方法

ミキサーやブレンダーがなかったら?

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ミキサーやブレンダーが頼れないなら、手動でツブツブを滑らかにしましょう。

 

裏ごしやすり鉢でよ十分舌触りが良くなります。

電動調理器具を使うよりも少し時間がかかる分、お米の硬さを細かく調整できたり、ごく少量でも滑らかにできるメリットがあります。

 

ご家庭での飲み方によっては、手動の方が便利に感じることもあるくらいです。

 

または、あらかじめ甘酒に加えるお米を柔らかく炊いておくという方法もあります。

もともと麹の力を借りてお米を柔らかく分解する米麹甘酒は、酒粕甘酒と比べてツブツブの食感が残りやすいです。

最初から柔らかいお粥状になっていれば、麹の分解も効率良く進み、わざわざ調理器具を使わなくても滑らかに仕上がります。

 

>>甘酒のツブツブが苦手!克服したい!

まとめ

いかがでしたか?

調理器具を使ってお米を細かくしたり、酒粕甘酒にしてじっくり水に浸したり。

仕込み方の工夫次第で粒なしの手作り甘酒を作るのは難しくありません。

 

甘酒は発酵食品ならではの栄養が、ぎゅっと濃縮された飲み物。

毎日少しずつ飲むことで、健康にも美容にも嬉しい効果が期待できます。

せっかくこだわって甘酒を飲むのですから、余すところなく栄養を摂りたいですよね。

 

それなのに、最初から諦めてツブツブの元になるお米を避けて液体部分だけ飲んでいては、もっないないです。

お米の食感が苦手なら、ムリしてツブツブの甘酒を飲む必要はありません。

一手間加えて滑らかにしてから、美味しく楽しみましょう。

 

以上、「甘酒を粒なしで!作り方3パターン」でした。

>>甘酒の苦手克服!アレンジレシピ