甘酒を飲み過ぎるとどうなる?自分に合った飲み方と選び方を見つけよう
ここでは、甘酒を飲み過ぎるとどうなるか、について紹介しています。
最近のブームで、甘酒の健康や美容効果は広く知られるようになりましたが、飲み過ぎるとどうなるか、と言うことについては、意外と知られていません。
甘酒は薬ではないものの、飲み過ぎると、健康や美容に逆効果を及ぼすことがあるのです。
いくら甘酒が好きでも、健康や美容に悪影響が出るのは避けたいですよね。
甘酒を飲み過ぎると、具体的にどんな悪影響が出てくるのでしょうか?まとめてみました。
甘酒を飲み過ぎるとどんな心配がある?
どんな食品も、適量であれば問題ありませんが、それを過ぎれば体に悪影響が出てきます。
甘酒も同様で、美味しくて体に良いからと言って、一度にたくさん飲めば、その分早く効果が表れるわけでもありません。
もしも、適量を無視して極端な飲み方をすると、以下のような危険性が出てきます。
肥満のリスクが上がる
甘酒は、お米から作られているため、糖分がたっぷり。
適量なら問題なくても、飲み過ぎれば糖分の過剰摂取で肥満の原因になります。
甘酒は、100mlで81kcal。
ご飯がお茶碗1杯168kcalですから、甘酒200mlでおなじくらいのカロリーを摂取することになります。
同じ飲み物で比較すると、
コーラ 45kcal
オレンジジュース 38kcal
緑茶 0kcal
コーヒー 4.1kcal
となり、甘酒がかなりカロリーが高いことが分かります。
甘酒を飲み過ぎれば、あっと言う間にカロリーオーバーしてしまいますから、体重増加が心配です。
体に良いからと言ってどんどん飲めば良いと言うわけではないのですね。
肥満の原因になる飲み方は?
注目されている通り、適切に飲めば甘酒のパワーを活用でき、体のコンディションを整えられるのに役立ちます。
問題は、肥満の原因になるような無理な飲み方です。
砂糖を加える
甘酒はすっきりした優しい甘さが魅力ですが、人によっては甘味が物足りなく感じることがあります。
しかし、砂糖を付け足してしまうと、その分カロリーが増えてしまい、肥満のリスクが高まります。
ダイエットのために飲むなら、極力そのまま飲むようにしたいですね。
お茶やお水代わりに飲む
甘酒は100ml80kcalなのに対して、お水やお茶はほぼノンカロリー。
お茶やお水代わりに甘酒を飲んでは、あっと言う間に適量を超えてしまい、カロリーオーバーしてしまいます。
甘酒で代用せず、喉が渇いたときには、お茶やお水を飲みましょう。
下痢になる場合も
甘酒は整腸作用がありますから、飲むことで便秘気味の人もお通じが良くなる人もいます。
しかし、お通じが良くなるのを通り越して、下痢を引き起こすことも。
考えられる原因をまとめてみました。
オリゴ糖が効き過ぎる
米麹に含まれるオリゴ糖は、腸に届くと善玉菌の栄養になり腸内環境を整える効果が期待できます。
通常であれば、善玉菌がパワーアップするので、悪玉菌の働きが弱まり、お通じがスムーズになるのですが、人によってオリゴ糖が合わなかったり、もともとお腹が緩い人は、オリゴ糖の影響がお大きくなり下痢になってしまう人がいるのです。
もしも、大量に飲んでいないのに下痢になった人は、オリゴ糖の影響を受けやすいのかもしれません。
甘酒の飲む量を減らして、様子を見ましょう。
アルコールが合わない
酒粕の甘酒は、微量ながらアルコールが残っています。
アレルギーなどでアルコールに極端に弱い人は、甘酒のアルコールが分解できず、下痢や腹痛を引き起こしてしまう可能性があります。
アルコールが受け付けられない人は、米麹の甘酒にするか、しっかり煮立てて酒粕のアルコール分を飛ばしましょう。
生甘酒の場合、熱に弱い栄養が破壊されてしまいますが、アルコールが飛ばされることで風味が良くなり、飲みやすくなるメリットもあります。
糖尿病になる可能性がある
糖尿病の原因は、糖分を大量に摂る以外に肥満があります。
甘酒には、ブドウ糖やオリゴ糖の糖分が豊富。
糖分はカロリーの塊なので、飲み過ぎれば肥満の原因になります。
いくら美味しくても、肥満と糖尿病のリスクが上がるのは避けたいですよね。
健康診断で肥満と言われている人は、1日の摂取量に注意しなければ、糖尿病の原因となってしまうかもしれません。
因みに、肥満の基準はBMIという計算式で簡単に算出できるので、心配な人は試してみてはいかがでしょうか?
18.5未満 痩せ気味
18.5~25 標準
25以上 肥満
甘酒によってカロリーが違う
甘酒は大まかに100mlあたり81kcalとされていますが、厳密には製品によって変わってきます。
例えば、甘酒は酒粕と米麹から作られたものの2通りありますが、そのままならカロリーはどちらも同じくらい。
しかし、酒粕の甘酒はお米を加えて、煮溶かして作られます。
米麹甘酒と違い、発酵させて作られないので、砂糖を加えて甘味を付けています。
ですから、米麹甘酒と比べて酒粕甘酒の方がカロリーが高くなりやすいのです。
砂糖が加えられていることと、その分少しカロリーが高いことが気になるなら、米麹甘酒を選びましょう。
日本の食品の分類は厚生労働省によって定められていますが、甘酒は「甘酒」と一括りにされているだけで、酒粕か米麹かの区別はありません。
甘酒は多くの品が販売されていますから、表面のパッケージだけを見て購入すると、思っていたのと違う商品を購入してしまう場合があります。
市販の甘酒選びに大切なのはパッケージの裏面。
ここには、カロリーや原材料が記載されています。
- できるだけカロリーを低く
- ノンシュガーで 米麹入り
- 酒粕不使用
などなど、こだわりに合わせて甘酒を選びたいなら、商品の裏面が要チェックです。
商品によって、含まれている糖質の量やカロリー、原材料は微妙に変わります。
パッケージ裏までしっかり確認することで、自分に合った甘酒を見つけられるはずです。
まとめ
いかがでしたか?
どんなに栄養価が高く、健康に良いとされる食品も、そればかり食べ続けていては、体を壊してしまいます。
甘酒も、糖質が高いので適量では問題なくても、過剰摂取は健康に悪影響。
せっかく健康や美容のために飲むわけですから、肥満のもとになるのは避けたいですよね。
200ml程度を適量として、ダイエットには朝、気持ちを落ち着かせて安眠のためには夜飲むようにしましょう。
自分の体に合った甘酒の飲み方で、健康をサポートしてあげてください。
以上、「甘酒を飲み過ぎるとどうなる?自分に合った飲み方と選び方を見つけよう」でした。