甘酒の濃縮タイプ飲み方と薄め方!保存も利く?

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市販の甘酒にはそのまま飲めるストレートと、お湯やお水で薄める濃縮タイプがあるのをご存知ですか?

濃縮タイプは、好みに合わせて濃さを調整できるのが魅力。

 

しかし、適当にお水やお湯を加えると、濃かったり、薄かったり、なかなか味が決まりません。

 

濃縮タイプのメリットを活かせる、美味しい飲み方をまとめました。

 

濃縮甘酒は活用法イロイロ!

少し前まで、お正月の初詣でお馴染みだった甘酒ですが、最近は健康ブームで注目されることでスーパーやドラッグストアで通年見かけるようになりました。

商品ラインナップも豊富で、見ているだけでも楽しいですね。

 

しかし、販売されている甘酒を良く見ると「濃縮」と記載されているものもあります。

濃縮タイプは甘酒だけに限らず、めんつゆなどの調味料でもお馴染みの表記です。

一般的な物よりも味が濃いため、好みに薄めて利用できます。

 

甘酒の場合は濃縮の他にも

  • 固作り
  • 固練り

と表記されていることもありますが、濃縮と同じように水分が少なく、用途や好みに合わせて濃さを調整して使えるものを指します。

 

お米の優しい甘さが特徴の甘酒は、味の主張が少なくどんな食品とも良く合います。

少し検索すれば、さまざまな甘酒のレシピを見かけられるのがその証拠。

そのまま混ぜて良し、薄めて良しの濃縮タイプは、飲み物の枠を超えて甘酒の活躍の場を広げています。

>>甘酒を砂糖の代用に!使いやすいようにするには

甘酒の美味しい薄め方

 

濃縮と表記されているからには、味わいや成分を少ない量の中にぎゅっと濃く閉じ込めているわけですから、少量でも甘く美味しいです。

 

ストレートタイプよりも水分が少なく、粘土が高いので飲むときには好みに合わせて薄めてください。

お湯やお水を加えれば、ストレートと同じような味わいが楽しめます。

 

一方で、甘酒を他の飲み物と組み合わせてミックスジュースや、スムージーのような飲み方も定番になっていますよね。

しかし、ストレートタイプはそのままで美味しく飲めるように濃度が調整されていますから、他の飲み物と割ると甘酒の味が薄すぎて物足りなく感じます。

 

その点、濃縮タイプは味が濃いので他の物と割っても濃度が丁度良くなるだけで、物足りなかったり、薄すぎたりすることはありません。

もちろん、甘酒独特の味が苦手で、飲みやすくするために割る場合はストレートの方が適しています。

 

しかし、甘酒に苦手意識がなく、ガツンとした味を残しつつ、他の物と割る飲み方は、ストレートよりも濃縮タイプのほうが向いています。

ストレートタイプの甘酒は、全体の味が薄まることで量を飲んだ気がしなくてつい飲みすぎてしまいがちですが、濃縮タイプなら濃厚な甘味で満足感を得やすいです。

 

自然と飲む量が抑えられるので飲みすぎも防げます。

>>米麹だけでシンプルに濃縮甘酒の作り方

濃縮タイプは、料理やお菓子作りでも美味しい

水分が少ない濃縮タイプは、料理やお菓子の味を薄めません。

 

例えば、ホットケーキの砂糖代わりに使っても美味しいです。

ドロッとした濃さで生地が薄まらないので、水分で伸びることもなく、ふっくらと焼きあがります。

 

もちろん、同じ味わいのあるストレートの甘酒でも同じような使い方はできるのですが、水分が多いため全体の味が薄まってしまうことがあります。

ホットケーキなら、生地が伸びることを考えて、他の粉や牛乳の部分で調整する必要があるので、どの料理やお菓子作りでも手軽に加えられるというわけではありません。

 

他にも意外なところで、和え物なんかも甘酒の甘さが良く合います。

そもそも、和食は砂糖やみりんや蜂蜜など、甘味を加えるメニューが多いです。

 

単純に、にくじゃがのような煮物に加える砂糖を甘酒に変えても美味しいです。

甘酢の和え物の砂糖を、甘酒に変えても美味しく仕上がります。

 

漬物や和え物は水分で味がぼやけやすいですから、特に濃縮タイプが向いています。

麹菌によって引き出されたお米の甘味を含んだ甘酒は、砂糖にはないコクと風味で料理をワンランクアップさせるはずです。

 

お米のツブツブが気になるなら、前もってまとめてミキサーにかけて滑らかにしておくと、すぐに使えて便利です。

濃縮甘酒の保存方法

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甘酒は発酵食品ですから、味の変化や雑菌の繁殖がどうしても避けられません。

手作りの場合、火入れしなければ一週間以内に飲み終わる必要があります。

 

その点、市販の甘酒は厳しい衛生管理の中で生産されています。

製造ラインから、私たちの手元に届くまでの数日間で品質が劣化しないように、熱処理も施されています。

 

一度開封すればできるだけ早く使い切る必要があるものの、未開封の場合、最低でも冷蔵庫で1ヶ月は長持ちします。

 

しかし、濃縮タイプの甘酒はストレートと比べて減りもゆっくり。

買いだめしたり、飲み忘れが重なったりすれば賞味期限内に使い切れない可能性もあります。

長持ちさせるなら絶対冷凍

大量の濃縮甘酒があって長持ちさせたいときには、冷蔵庫ではなく冷凍で保存しましょう。

冷凍庫での保存なら、米麹、酒粕のもの問わず3ヶ月まで長持ちしますから、使い切れなさそうなときにぴったりです。

 

ただし、一度解凍した甘酒を再度冷凍するのはいけません。

味がガクッと落ちますし、何より不衛生。

一度に使いきれる量ずつ解凍できるように、少量ずつに分けて冷凍しましょう。

 

小さなタッパーに分けても良いですが、数が多くなりますし、濃縮タイプの場合はそれでも多すぎて使い切れないこともあります。

製氷皿を使って1口分ずつ凍らせた後でジップロックやタッパーに詰めると、少量ずつ使いやすくてオススメです。

甘酒の解凍方法

冷凍食品の解凍には、電子レンジがあっと言う間です。

スイッチ1つで5分か10分ですぐに調理できる状態になるのは便利ですよね。

 

しかし、濃縮タイプの甘酒は、冷凍食品や一般的な食材と違って、解凍したい量が極わずか。

 

糖分が高いこともあって、電子レンジによっては高温になり、解凍に失敗することがあります。

 

甘酒の味を損なわないためにも、冷蔵庫や室温での自然解凍が確実です。

時間がかかるような気もしますが、濃縮タイプで解凍する量が少ない分、時間もかかりません。

 

ちなみに、市販では既に火入れされ酵素が破壊されているので、アツアツにしても栄養に影響ありません。

しかし、手作りで火入れがされていない場合は、せっかくの酵素が壊れないように60℃の、ほんのり温かいくらいの温度までで温めを止めるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

お米の優しい甘さが魅力な甘酒は美味しいですが、毎日飲んでいると、どうしても飽きてきます。

 

時に薄めて、時にそのまま、用途が広く使いやすい濃縮タイプは甘酒に対してマンネリだった気分を一新してくれます。

ストレートタイプと、濃縮タイプの両方を用意しておけば、気分に合わせて飲み方を変えることも可能です。

料理にお菓子に、ドリンクに甘酒の新しい活用の発見に役立ててください。

 

以上、「甘酒の濃縮タイプ飲み方と薄め方!保存も利く?」でした。

>>甘酒の濃縮タイプはどれくらに薄めれば良い?好み別に目安を紹介