甘酒で腸内フローラを改善?

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このページでは甘酒で腸内フローラを改善できるのか、についてまとめています。

 

腸は死亡後も最後まで動き続ける機関。

消化器官でありながら幸福感や、美容など体に広く影響を与えるので、第2の脳とも呼ばれて重要視されています。

 

腸内フローラとは、腸内細菌の割合のこと。

これが整っているかどうかで、腸内環境も変わってきます。

 

腸内フローラは、ストレスや食生活、生活習慣の乱れで、悪くなりやすく、腸の機能の低下も引き起こします。

日本人にお馴染みの甘酒が改善に役立つなら、こんなに嬉しいことはありません。

 

甘酒と腸内フローラの関係について、詳しく見ていきましょう。

 

腸内フローラが悪くなる理由は?

私たちの体は細胞の一つ一つが一定期間の中で、繰り返し作り替えられながら維持されています。

腸の中で活躍している、膨大な数の腸内細菌も例外ではありません。

なんと、腸のサイクルは短くたった2日間が新陳代謝のサイクル。

 

この間に腸で働く細菌全てが入れ替わります。

 

しかし、年齢とともに細胞の新陳代謝のサイクルは緩やかになりますから、古い細胞でムリヤリ腸を動かすことも出てきます。

そうなれば、万全の状態ではなくなるので、腸本来の力を出し切ることができません。

 

更に、腸内環境を悪化させる悪玉菌は、砂糖、脂肪、タンパク質が大好物。

ジュースやファストフード、スナック菓子に大量に含まれる栄養ですね。

 

体に悪いな、なんて罪悪感に駆られながらも止められない食品ばかりです。

 

ファストフードやスナック菓子ばかり食べていると、悪玉菌の栄養が大量に腸へ流れ込むことになります。

糖や脂質で力を付けた悪玉菌がどんどん勢力を拡大していくので、善玉菌が増える余地がなくなり、腸内フローラが悪くなってしまいます。

甘酒に含まれる腸内フローラに嬉しい栄養

 

不規則な食生活が悪玉菌を増やしてしまうなら、逆に善玉菌が増えるような食事を心がければ、腸内フローラは整います。

腸内フローラを改善させるには、悪玉菌ではなく善玉菌の栄養となる食品を取り入れるのが効果的。

カビや菌の活動を利用して作られた発酵食品である甘酒は腸内フローラを整えるのにぴったりです。

善玉菌

甘酒に限らず、発酵食品にはたっぷりの善玉菌が生きています。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌なんかは、有名ですね。

甘酒にもヨーグルトと同じように、善玉菌が含まれています。

 

発酵食品の中に含まれている善玉菌も、体内で腸内環境を整えているものと同じもの。

乳酸菌入りの食品を積極的に食べるようにすれば、善玉菌の補給に役立ちます。

 

発酵食品に含まれる乳酸菌の中には、強烈な胃酸を通って、生きたまま腸まで届くものもいますし、仮に死んでしまっても、乳酸菌の死骸が腸で活躍する菌たちの栄養源になりますから、無駄にはなりません。

 

菌にも寿命がありますから、一時的に腸内フローラが整ったとしても、機能を終えた善玉菌は便に混ざって外へ排泄されます。

腸内フローラを継続的に整えるためには、善玉菌補給のために続けて飲むようにすることが大切です。

食物繊維

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食物繊維は人の消化器官では消化されにくく、形を保ったまま腸に届いて、腸内フローラを整える効果が期待できます。

 

食物繊維には2種類あり、水に溶けるかどうかで水溶性食物と不溶性食物に分けられます。

食品によって多く含まれるものが違うので、ただ取り入れれば良いと言うものではなく、バランス良く食べなければなりません。

 

水溶性食物はフルーツや海藻を中心に多く含まれ、腸に届くと善玉菌だけのエサになり、便を柔らかくすることで、腸内フローラを整えます。

 

対して、不溶性食物繊維は野菜に豊富で、便のかさましをするので、腸を刺激して排便を促します。

 

排泄を促すので腸がキレイになりやすく、悪玉菌の勢力拡大を防止する意味合いも。

水溶性食物、不溶性食物どちらもそれぞれの働きで腸内フローラを整えられるので、規則正しい食生活でバランス良く摂取するようにしましょう。

 

一般的には不溶性食物と水溶性食物繊維を2:1の割合が理想的。

甘酒には2種類の食物繊維がバランス良く含まれています。

ジャンクフードが中心で、ついフルーツや野菜が少なくなりがちなら、食物繊維補給に甘酒を役立てても良いでしょう。

オリゴ糖

甘酒はお米を麹で糖化させて作られます。

 

ですから、甘酒にはお米由来のブドウ糖がたっぷり。

このブドウ糖のおかげで砂糖を加えなくても優しい甘さが味わえて、更に飲む点滴として注目されるようになりました。

 

確かに、甘酒に含まれる大部分はブド糖なのですが、他の糖類も含まれています。

 

具体的にはオリゴ糖。

甘酒に含まれるおよそ8割がブドウ糖なのに対し、残りの2割がオリゴ糖です。

オリゴ糖はそのままでは人の体では消化されない糖類で、善玉菌のエサとして分解されてから吸収されます。

 

水溶性食物繊維と同様に栄養となって善玉菌が増えるのに役立つので、腸内フローラの改善が期待できます。

まとめ

いかがでしたか?

 

甘酒は同じ発酵食品でもお酒にない栄養がたっぷり。

いくつもの栄養が腸内フローラを整えて、体の中からキレイにします。

麹で発酵させることで、お米にはない栄養と、お米そのままて食べるよりも吸収率良い状態で取り入れられます。

 

腸内細菌の寿命がありますから、新しい善玉菌が増えやすい環境を維持できるように、定期的に甘酒を飲むようにすることが大切です。

今まで甘酒を飲む習慣がなかった人は、腸内フローラを整えるために始めてみてはいかがでしょうか。

 

以上、「甘酒で腸内フローラを改善?」でした。

 

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