甘酒に赤ちゃんの量は?いつから良いの?

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お正月や、ひな祭りでもよく振る舞われる飲み物ですが、その栄養や効果から季節問わず注目され始めています。

最近では、高い栄養に着目して赤ちゃんの離乳食にも活用できるよう、様々なレシピが開発されているんだとか。

 

まだ消化器官や、歯が成長段階の赤ちゃんのために用意する離乳食は、使える材料も限られ献立がマンネリになりがち。

栄養が偏らないか気になります。

 

甘酒で、栄養バランスを整えながら、新しい離乳食をレパートリーに加えられたら良いですよね。

 

赤ちゃんは甘酒飲めるの?

酒と名がつく以上、心配なのがアルコールの影響。

ある程度成長した子供なら問題なく飲めるとは言え、生後間もない赤ちゃんにはどうなのでしょう?

甘酒は、材料から酒粕で作る物と、米麹で作る物に分けられます。

酒粕の甘酒

甘酒には、ほんの僅かにアルコールが含まれているのは広く知られていますが、それは全てではなく、この酒粕を材料にした物に限った話。

年末年始や神社で、長年振る舞われてきたのも酒粕が材料の甘酒です。

 

酒粕は、甘酒を作る工程の中で出るものなので、もともとアルコールが含まれています。

酒粕のアルコールが甘酒にも残っているため、ほんのりとお酒の風味があるのです。

 

ただ、甘酒のアルコールは、濃度では1%未満とほんの僅かなため、市販品ではノンアルコールで販売されています。

もちろん僅かでも赤ちゃんへの影響は無視できないため、酒粕の甘酒は避けるようにしてください。

米麹の甘酒

 

赤ちゃんへの離乳食には、この米麹の甘酒がベター。

米麹の甘酒は、お米と水と米麹のみを発酵させて作れる甘酒は、アルコールや、砂糖不使用でも美味しく飲めます。

 

シンプルな材料のみで作られるため体への負担も少なく、赤ちゃんの食べ物としても安心ですね。

 

米麹の甘酒は、発酵の途中でお米のデンプンが糖化するため、特別砂糖を加えなくても美味しいですが、より味を整えるため、市販の物には甘味料が入っている場合があります。

離乳食に活用する際に余分な砂糖が気になる場合は、パッケージ裏を観て材料を確認しましょう。

>>甘酒米麹を使った作り方炊飯器や魔法瓶で手軽に!

甘酒はいつから離乳食であげられる?

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赤ちゃんの消化器官は発達段階ですから、相性が悪かったり刺激が強い食品を食べると体調を崩す危険があります。

 

甘酒は栄養満点ではありますが、赤ちゃんの体に負担がないように初めてあげる時期は慎重になりたいですよね。

 

離乳食で甘酒を食べられるようになる時期は「コレ!」と決まっているものではありませんが、一般的には1歳前後の離乳食後期頃からが目安になります。

 

この時期はちらりと歯がのぞきはじめて固形物が少しずつ食べられるようになることで、チャレンジできる食品の幅が広がります。

甘酒の量はどうする?

食べる楽しみを感じてもらえるように、味の変化も重要です。

お米はアレルギーになるケースが稀で、離乳食の初期から食べ始める基本的な食品ですが、それでも可能性は0ではありません。

 

万が一に備えて、かかりつけの小児科がやっている時間帯にスプーン1さじ分から始めて、異常がないことを確認してから通常のメニューに加えてください。

砂糖がわりに甘酒

米麹の甘酒は、お米が持つ優しい甘さが特徴ですが、赤ちゃんにはまだまだ味が濃すぎます。

 

赤ちゃんの味覚が濃い味に慣れすぎないためにも、飲み物として与えるならまずは湯冷ましや、果物をミキサーに加えたスムージーや、スープに加えて砂糖代わりとして使うのがオススメ。

 

甘味は赤ちゃんも大好きな味ですから、離乳の後押しになるかもしれません。

 

食が細くて、飲ませすぎると食事を食べなくなる場合は、調味料に離乳食に混ぜても良いでしょう。

米麹と、お米が材料の甘酒は、成分から見るとお粥に近く、味の主張も強くありません。

 

どんな食品とも相性が良いので、赤ちゃんの栄養バランス整えてくれます。

甘酒で便秘解消

離乳が進んでくるとミルクを飲む量が少なくなるにつれて、水分を摂る量が自然と減ってきます。

便に必要な水分が確保できず、便秘になる赤ちゃんが増えてくるのです。

 

甘酒には、便を柔らかくする食物繊維や、腸内環境を整えるオリゴ糖も含まれています。

今では赤ちゃん用の便秘薬も珍しくありませんが、できれば薬には頼りたくないですよね。

薬には抵抗があるものの、便がカチカチで辛そうな赤ちゃんには、甘酒を取り入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?

甘酒はダイエットや美容効果が目立っていて、なんだか「女性が飲むもの」のイメージが強くなっています。

お酒の字が入っていることもあって、離乳食に活用することに不安を覚える人もいるでしょう。

 

しかし、もともとは冬に神社で振舞われ、誰でも楽しめるもの。

高い栄養価が、赤ちゃんの成長にも大いに役に立つと思います。

甘酒を使って、一味違った離乳食作りに挑戦してみてください。

 

以上、「甘酒に赤ちゃんの量は?いつから良いの?」でした。

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