甘酒は抜け毛にも効果アリ?ヘアパックの作り方も
シャンプーした後、髪を梳いた後、排水口やヘアブラシを真っ黒にする自分の髪を見ると、恐ろしくなりますよね。
髪は女の命とも言いますから、年齢関係なく美しい髪は維持したいものです。
甘酒が美しい髪を維持するのに役立つと言われているのをご存知ですか?
甘酒は薬ではありませんが、普通の飲み物なので毎日飲むのもそれほど負担になりません。
もし本当なら毎日買ってきて飲むだけで、美しい髪の維持に貢献できることになります。
甘酒が抜け毛に効果ある理由
甘酒は、過度な運動で大量のエネルギーや栄養を必要とする、スポーツ選手にも利用されている飲み物です。
甘いと、どうしてもジュースを連想させて、大量に砂糖が使われているような気がしますが、米麹の甘酒は甘味料0。
麹がお米を発酵させることで、甘味や豊富な栄養を作り出しています。
そのため、飲む点滴と呼ばれて、
- スポーツ時の効率的なエネルギー補給
- 栄養バランスを整える
- ダイエット リラックス効果
- 美容目的
などさまざまな効果を狙って注目されています。
抗酸化作用
甘酒がこれだけ様々な効果を着たいされている理由は、発酵食品ならではのバランスの良い栄養素が理由です。
麹で作られる甘酒は、お米を発酵する段階で麹酸と呼ばれる成分を合成します。
これが、非常に抗参加作用が高く、体内の活性酸素を取り除く働きをしてくれます。
活性酸素は、ほどほどの量であれば免疫力を高め、強い体つくりに役立ちます。
しかし、
- 加齢
- ストレス
- 不規則な食生活
- 紫外線
などなどのちょっとした原因で活性酸素はどんどん増加。
増えすぎた活性酸素は、毒素となって体の老化を引き起こします。
アンチエイジング化粧品に抗酸化作用を持つビタミンEやビタミンCが含まれているのは、体の活性酸素を取り除くためなのです。
この活性酸素は肌だけでなく、髪も老化させます。
髪を育てる地肌の環境を悪化させるとともに、髪そのものも弱くするので、健康な髪が育ちません。
十分に育つ前に髪の成長が阻害されるので、抜け毛の髪を良く見ると、細かったり短かったりして弱弱しいのです。
甘酒の抗酸化作用で体内の活性酸素を取り除けられれば、地肌の健康を守れます。
髪の成長も維持できますから、抜け毛が防げるだけでなく、髪全体のボリュームも改善できるかもしれません。
システイン補給で髪の新陳代謝促進
抗酸化作用だけを高めても、髪の基になる栄養が不足していれば、材料がない状態なので健康な髪ができません。
甘酒に含まれているアミノ酸の中には、髪の材料であるシステインも含まれています。
つまり、髪はシステインがいくつも重なった、たんぱく質でできている、ということです。
甘酒でシステイン補給ができれば、髪の栄養不足に陥らずに済みます。
アミノ酸は、全部で18種類もあり、その中の半分である9種類は人の体では合成することができません。
他の食品から補わなければならないことから、必須アミノ酸と呼ばれています。
いくつも種類があるアミノ酸は、髪だけでなく筋肉、肌、血管などなど体を構成する栄養素です。
1つ1つ役割が異なるため、バランス良く摂取するのが、美肌、美髪の秘訣。
アミノ酸不足にならないような食生活を心がけたいですね。
ビタミンBで血行促進
米麹の甘酒は、ビタミンB群が豊富に含まれているのが特徴です。
ビタミンBは血行を促し、体の新陳代謝をサポートする役割を担っています。
髪を支える地肌は、植物の根っこのように栄養補給の場所でもあります。
そして、髪に必要な栄養を地肌に運ぶのが、血管の仕事。
しかし、血液の流れが滞れば、いくらたんぱく質を摂取し、活性酸素を取り除いても、髪に必要な栄養が届きません。
地肌そのもの栄養不足に陥ってしまいます。
結果、地肌と髪の両方が栄養不足を起こし、抜け毛の原因となります。
ビタミンBは、たんぱく質のように直接何かを作ることはありませんが、血行を促すことで生命維持に欠かせない新陳代謝を守っています。
縁の下の力持ち的な立ち位置で髪の健康に関わっているのです。
髪に良い甘酒の選び方
酒粕と、米麹とで甘酒の栄養が変わります。
どちらも栄養たっぷりであることは変わりないので、栄養補給にはどちらを選んでも構いません。
しかし、特に抜け毛対策というのであれば、米麹の甘酒がオススメです。
というのも、米麹の甘酒のほうがビタミンB群の含有量が多く、更に麹酸による抗参加作用も期待できるからです。
酒粕の甘酒と違って、アルコール0なのも嬉しいポイント。
飲むタイミングを気にせず、家族で飲みたいという場合にもオススメです。
甘酒ヘアパックのやり方
飲んでも十分に髪に良い栄養補給ができますが、もっと抜け毛対策をしたいという場合は、アパックをしてみてはいかがでしょうか。
少し手間ですが、自分で手作りできますから、コスト面でもGOODです。
甘酒ヘアパックの作り方
甘酒 大匙2
卵黄 2個
はちみつ 小匙2
オリーブオイル 大匙2
材料を馴染むまで全て混ぜ合わせれば完成です。
ヘアパックの使い方
- シャンプーで髪の汚れを取り除きます
- 甘酒のヘアパックを手にとって、地肌にマッサージするように馴染ませます
- 残りで髪全体にも塗って、15分待ちます
- 頭皮と髪のパックが残らないように丁寧に洗い流します
- いつもやっているようにトリートメントなどを使って、髪を滑らかに整えて完成です
使う前の注意点
使い過ぎはかえって地肌や髪に負担になってしまうかもしれません。
甘酒パックを使った後調子が良かったとしても、月1回の使用を目安としてください。
また、体質は1人1人違いますから、場合によっては甘酒ヘアパックが合わない可能性があります。
相性が悪いものを使うと、髪や地肌へのダメージとなって、余計なトラブルを招きます。
甘酒ヘアパックを使う前は、必ずパッチテストを行って肌に異常がないか確認しましょう。
パッチテストのやり方は、腕の内側の柔らかい部分に軽く塗って、10分ほど待つだけ。
10分たっても肌に異常がなければ問題なく使えます。
日によって肌のコンディションは違うものですから、念のため使う前に毎回パッチテストを行うと安心です。
そして、ここで大切なのが甘酒ヘアパックの材料が食品だということです。
もしも腐敗したものを使えば、地肌や髪に悪影響なのは言うまでもありません。
鮮度の良いものを使うため、甘酒ヘアパックは使うその日に作って残りは必ず廃棄して、1日使い切りを心がけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
健康や美容に意識の高い人に、今注目の甘酒。
これだけ栄養たっぷり、飲んで美味しいだけでなくヘアパックにまで使えるのですから、ブームになっている理由も頷けますね。
髪は少しずつ成長するものですから、甘酒による効果が実感できるのも時間がかかります。
焦って無理しては、効果が表れる前にバテテしまいます。
無理のない範囲で少しずつ甘酒を生活に取り入れるのがオススメです。
以上、「甘酒は抜け毛にも効果アリ?ヘアパックの作り方も」でした。