市販の甘酒の効果は?スーパーで買えるオススメも!
市販の甘酒には効果がない、なんて話をちらほら見かけませんか?
冬の縁日などで口にすることがほとんどだった甘酒が、細菌ではスーパーやドラッグストア、コンビニなど、とにかくどこでも手に入るようになりました。
これほど甘酒ブームになっている理由は、飲む点滴と呼ばれるほど高い栄養のためです。
特に、女性に嬉しい効果が多く、健康を意識して口にしている人も珍しくありません。
それなのに市販では効果がないと言われる理由は何故なのでしょうか?
実際のところを調べてみました。
市販の甘酒には効果がない?
市販の甘酒に効果がない、と言われる所以の1つが、製造の工程で加熱させるから。
甘酒は、大きく分けても
- 疲労回復
- 保湿
- 免疫力アップ
- 便秘解消
- アンチエイジング
- 美肌美白
- ダイエット
の効果が期待できますが、これは酵素などのバランス良く含まれる栄養のおかげ。
しかし、様々な栄養を含んでいる酵素は、熱に弱いとい言う弱点があります。
甘酒は、麹菌が発酵することで作られますが、適温で管理すると菌の活動がどんどん進み、最終的にお酢のように酸っぱくなってしまいます。
つまり、美味しく飲めなくなるわけですね。
それから、万が一の腐敗も心配です。
市販の甘酒は、工場で作られて私たちの手元に届くまでに、何日もかかります。
メーカーは甘酒に熱を加えることで、衛生面だけでなく菌の活動を止めて、私たちの口に入るまでの味の変化を防いでいると言うわけです。
メーカー側も、仕方ない事情があるのですね。
しかし、熱に弱い酵素は火入れすることで破壊され、その分の栄養が失われてしまいます。
加熱処理のため酵素や熱に弱い栄養が壊される心配から、市販の甘酒には効果がないと囁かれているのです。
市販の甘酒にも栄養たっぷり!
ただ、だからと言って、市販の甘酒がただの飲み物と変わらないか、と言えばそうではありません。
と言うのも、甘酒に含まれる栄養は多岐に渡り、全てが熱に弱いわけではないからです。
例えば、腸内細菌のエサとなって、腸内環境を整える効果が期待できるオリゴ糖や、タンパク質の代謝をサポートする「補酵素」に分類されるビタミンB群には、熱に強い特性があります。
また、満足感が得やすく、低カロリーであることにも変わりないので、ダイエットにも役立つでしょう。
栄養素的には、加熱処理を行わなず、更に出来立てを味わえる自家製がベストですが、「市販の甘酒に効果がない」とは言い過ぎです。
賞味期限が長く、手軽に楽しめる市販の甘酒だって、「飲む点滴」の名に恥じない十分に優秀な発酵し食品と言えるでしょう。
市販の甘酒の種類
甘酒は、麹と酒粕を原料にするもので分けられます。
どちらも甘酒ではあるものの、それぞれに味わいや栄養素が異なりますから、違いを理解し、自分に合うものを選びましょう。
酒粕が材料の甘酒
そもそも酒粕とは、日本酒を作る工程で出てくるもろみを絞って残った固形物のこと。
お米の栄養分がそのまま残っているので、健康や美容に嬉しい成分がたっぷり。
飲む点滴としては、どちらかと言えば麹から作る甘酒の方が注目されていますが、それでも酒粕から作った物でも十分な栄養を取り入れられます。
ただし、酒粕を発酵して作られる甘酒は、販売上のジャンル分けではソフトドリンクですが、1%未満ながらアルコールが含まれています。
ですから、子供や車の運転を控えている人は、飲むタイミングを考えなければなりません。
酒粕からできた甘酒の特徴は、食物繊維の一種である「レジスタントプロテイン」が豊富であるということ。
酒粕は、原料であるお米の4倍ものレジスタントプロテインが含まれています。
レジスタントプロテインは、食物繊維の中でも特にコレステロールなどの資質を取り込んで便として排泄させる効果があります。
カロリーとして消化吸収する前に油として便に変えるので、お通じをスムーズに効果的、と言われています。
ただ、酒粕の甘酒は砂糖を加えて作られますから、麹の物に比べるとカロリーが高くなりがち。
今流行りの甘酒ダイエットには、麹を使ったタイプにした方が良いかもしれません。
麹の甘酒
米麹とは、発酵の過程でお米のデンプンを糖に分解できるので、甘酒では水とお米を加えるだけでお砂糖は必要ありません。
砂糖を使わなくても、お米本来の甘味を感じられるので酒粕を使ったものよりも低カロリー。
腹持ちも良いので、ダイエットにも最適です。
最近のブームの発端となったのが、麹を使った甘酒。
市販の甘酒も、最近では酒粕よりこっちをよく見かけるようになりましたね。
そもそも、「飲む点滴」と呼ばれている甘酒は、甘酒全般ではなく、米麹から作られているものを指します。
酒粕に含まれている栄養素と、医療現場で使われる点滴の成分に共通点が多いことから呼ばれるようになりました。
酒粕と、米麹の甘酒の大きな違いはノンアルコールであるという点。
アルコールが含まれていないことで、年齢やタイミング問わずいつでも楽しめます。
スーパーやコンビニで買える甘酒のおすすめは?
ここまで読んだ方は、市販の甘酒の効果にも納得できたのではないでしょうか?
もちろん、欲を言えば手作りの甘酒のほうがメリットが多いですが、発酵食品であることと、火入れしないことを考えると、何かと管理が大変。
日常的に甘酒を飲もうと考えていても、まずは手軽に購入できて、管理が簡単な市販が入り口にはぴったりです。
マルコメ プラス糀の甘酒パック
味噌など、発酵食品でお馴染みのマルコメのパック甘酒シリーズ。
お米の甘味を引き出して飲みやすさにこだわった砂糖を使ってない甘酒です。
1回分ずつに小分けされているのも、衛生的で便利ですよね。
パックによって、生姜、豆乳入り、電子レンジ対応などのシリーズ展開されており、好みに合わせて選べます。
八海山 麹だけで作ったあまさけ
白いオシャレなパッケージが印象的な、ペットボトルタイプの甘酒です。
日本酒で有名なメーカー、八海山の甘酒ということで、今までの日本酒作りで培われたノウハウを生かして、甘酒に合うよう調整された麹が使われています。
すっきりとして飲みやすく、温めても冷やしても美味しいので、季節問わず楽しめます。
森永 甘酒
真っ赤な缶が有名の昔からお馴染みの甘酒です。
森永の甘酒は、酒粕と麹をブレンドして作られており、缶だけでなくお湯をそそいで飲めるフリーズドライタイプも販売されているのが魅力です。
まとめ
いかがでしたか?
冬の飲み物のイメージも強く、クセがあることから、「甘酒は栄養満点」と耳にすることが増えても、いざチャレンジするとなると腰が重くなってしまうことも多いですよね。
麹の甘酒は、点滴と同じくらい栄養たっぷりで、美容にも嬉しい効果が期待できます。
アルコールが含まれていない麹タイプなら、酒粕の物よりもクセが少なく、飲みやすいです。
また、市販の甘酒ならより一般に受け入れられやすいように、飲みやすく調整されています。
麹の甘酒は家庭でも作ることができますが、市販ならではの魅力がありますから、最初の入り口としてはスーパーなどで気になったものをチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
以上、「市販の甘酒の効果は?スーパーで買えるオススメも!」でした。