甘酒の牛乳割りの効果は?アレンジレシピも紹介

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甘酒はそのままでも栄養満点ですが、他の食材と組み合わせることで、更に効果アップを狙えます。

中でも、牛乳は特に甘酒と相性が良く、甘酒特有の風味を抑えてすっきり飲みやすくなることもあって、様々なレシピを見かけます。

 

では、具体的に甘酒の牛乳割りは、どんな効果があるのでしょうか?

健康食品として、今注目NO1の甘酒と、カルシウム補給でお馴染みの牛乳とのコラボを楽しむために参考にしてください。

 

甘酒を牛乳割りする効果

甘酒はそれだけでも健康に良い栄養が含まれているので、そのまま飲みがちですが、牛乳と組み合わせることで、相乗効果が狙えます。

カルシウム補給

牛乳は、カルシウムがたっぷり含まれている飲み物です。

 

甘酒にもカルシウムが全くないわけではありませんが、

甘酒 3mg/100ml
牛乳 113mg/100ml

と含有量を比較すると牛乳の方が圧倒的に多くなっています。

 

牛乳を組み合わせることで、甘酒だけでは心もとなかったカルシウム補給もできるのです。

 

ただ、

「それなら牛乳だけ別で飲んでも良いのでは?」

「わざわざ牛乳割りにする必要は?」

なんて考えも頭をよぎりませんか?

 

確かに、牛乳はそのままでももカルシウムを多く含んでいますが、問題なの吸収率。

牛乳はカルシウムの吸収効率が低く、そのままでは10%程度なんだとか。

 

また、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロして、下痢気味になる人もいますが、この場合はきちんと消化されていないので、カルシウムの吸収効率が更に落ちます。

せっかく牛乳を飲んでもカルシウムが補えません。

 

甘酒の糖分を分解する効果は、牛乳に含まれる乳糖にも作用し、体内での吸収効率をアップさせます。

乳糖不耐症と言って、お腹がゴロゴロする原因が、乳糖である人もいるので、普段は飲めなくても甘酒と組み合わせることてで、下痢にならずに美味しく飲める人もいます。

 

特に女性は月経の影響で、特にカルシウムが不足しがち。

いつもは牛乳を飲めない人も、甘酒と一緒にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ストレス解消

甘酒は、ストレスに作用し真剣の高ぶりを抑えるGABAが含まれており、眠る前など、リラックスしたいときにぴったりの飲み物です。

更に、牛乳に含まれるカルシウムや、神経伝達物質のセロトニンもは気持ちを穏やかにさせる効果があります。

 

寝付けない夜にホットミルクを飲むと良いと言われていますよね?

あれは牛乳に緊張を和らげ、リラックスした気持ちになれるため寝つきやすくなる効果が期待できるからなのです。

 

気持ちを落ち着けて、眠りやすくするという点では、甘酒も牛乳も同様ですが、上述の通り甘酒には牛乳が持つ栄養の吸収効率をアップさせます。

牛乳のみ、甘酒のみ、で飲むよりも相乗効果でさらに眠りやすくなります。

 

眠りたいときや、気持ちを落ち着けたいときには温めてから飲むとのがオススメです。

タンパク質の吸収効率アップ

タンパク質は、体を作るために必要な栄養素。

筋肉だけでなく髪や肌細胞にも必要ですから、美しい髪や肌を維持するために欠かせません。

 

人は1日1/1,000gのタンパク質が必要とされています。

例えば、40kgの人であれば40g、50kgなら50gと言うことですね。

 

牛乳に含まれるタンパク質は、100mlにつき3.4gですから効率良く体に取り入れたいものですが、そのままでは吸収率は1割ほどと、お世辞にも、タンパク質を摂りやすい食品ではありません。

 

甘酒と牛乳の組み合わせなら、タンパク質を効率よく吸収できますから、筋肉の維持や、髪、肌細胞のターンオーバーにも期待大です。

牛乳と甘酒は、それぞれが持つパワーを余すところなく受け取れる組み合わせなのです。

甘酒の牛乳割りを美味しく飲むには?

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甘酒も牛乳も、両方健康に良い飲み物ですが、だからこそ飲み方も気をつけたいポイント。

牛乳割りの量や、もっと美味しく楽しめるアレンジも見ていきましょう。

牛乳割りの基本

牛乳と甘酒の割合は、基本1:1。

ただ、味には好みがありますから、 牛乳が苦手な方は、甘酒の割合を増やしたり、逆に甘酒に慣れない場合は牛乳の方を増やしても構いません。

 

特に、甘酒と牛乳1:2は、独特の風味が弱まり、甘酒初心者にはぴったり。

自分の好みの割り方を見つけるのも大切ですが、甘酒に初挑戦する場合は、まず牛乳多めで試してみても良いでしょう。

温めて飲むのがオススメ

甘酒は、もともと冷やして楽しむ飲み物です。

更に、牛乳が冷蔵庫から出してそのまま準備できることもあって、忙しい時や、すぐに飲みたい時にはつい冷たい状態で用意したくなりますが、できれば一度温めてからにしてください。

 

と言うのも、人は温かい物を飲むと、体もポカポカと暖かくなり、時間が経つにつれて冷めていきます。

そして、人が眠気を感じるタイミングも、体温が下がっていく頃。

 

つまり、甘酒と牛乳のリラックス効果だけでなく、体が一旦温められることで更に気持ち良く眠気が訪れます。

温めることで、飲むのも少し時間がかかり急いでいる時には適しませんが、眠る前にリラックスする癒やしの時間のつもりで楽しめたらステキですね。

>>甘酒は夜と朝飲むかで効果が変わる?

牛乳割りのアレンジ

牛乳割りでも、甘酒特有の風味が弱まりずっと飲みやすくなりますが、毎日飲むなら気分に合わせてアレンジできたら楽しいですよね。

そこで、牛乳割りと相性の良い+α食材を紹介します。

+ショウガ

甘酒と組み合わせる王道で、加えて飲むだけで更に体をポカポカと温めます。

年末年始の神社やお寺でも、ショウガ入りの甘酒で体を芯から温めた思い出がある人も多いのではないでしょうか。

+ハチミツ

ハチミツは、ビタミンとミネラルを含む天然の甘味料。

甘さを加えながら、砂糖よりも低カロリーなのが嬉しいですね。

冷たいままでは溶け残りやすいので、牛乳とよく混ぜ合わせてから甘酒を加えてください。

+シナモン

ショウガと同じく香辛料の一種ですが、甘いお菓子とも相性が良く、さまざまなスイーツにも加えられています。

甘酒にくわえることで、お菓子のような風味を楽しみつつ、鉄分やカルシウムを追加で摂取できる優等生。

特別準備しなくても、パウダー状でささっとコップにかけるだけで済むお手軽さも魅力です。

+ココアorコーヒー

ココアやコーヒーの独特な苦味は甘酒に加えてもひときわ際立ちます。

普段とは一味違った甘酒を楽しみたいときにオススメです。

ただし、あまり加え過ぎるとカフェインで目が冴えてしまいますから、控え目に風味が香るくらいに留めるようにします。

まとめ

いかがでしたか?

甘酒と牛乳のリラックス効果をしっかり感じるには、温めて飲むのがコツ。

眠くて朝が毎日辛い人でも、睡眠の質が良くなることですっきり目覚められるようになるかもしれません。

 

牛乳割りは、甘酒の味わいが弱まるので、甘酒に馴染みがない人でも飲みやすく始められるのも魅力です。

ショウガやハチミツを入れて、更に味の変化を楽しむのもオススメです。

お気に入りの飲み方を見つけてください。

 

以上、「甘酒の牛乳割りの効果は?アレンジレシピも紹介」でした。

>>甘酒が甘すぎて飲めない!甘さ控えめの飲み方