甘酒のつぶつぶ苦手!克服するには?美味しく飲むために
甘酒に苦手意識を持っている人は意外と多いです。
江戸時代では夏の栄養ドリンクとしてお馴染みではありましたが、今では寒い季節にときどき神社で配られるくらい。
いくら効果が分かっていても、あのつぶつぶや、独特の風味はなかなか慣れません。
かく言う私も、つぶつぶが苦手で、甘酒に興味を持ちつつ手が出せずにいます。
そこで今回は甘酒の苦手意識を克服するためにつぶつぶや、飲みやすいアレンジレシピを調べてみました。
甘酒のつぶつぶつって何?
甘酒のつぶつぶは、ずばり材料になっているお米。
これは酒粕、米麹のどちらが材料になっていても変わりません。
米麹の甘酒では、お粥状の柔らかいお米を加えて発酵させることで、お米のデンプンが甘味の素となりますが、跡形もなく分解されるわけではありません。
つぶつぶとしたお米の食感は残ります。
甘酒をサラサラにするには?
甘酒のつぶつぶの正体はお米や米麹の食感ですから、最初からサラサラとした舌触りのものを作ることはできませんん。
市販でも手作りでも、甘酒である以上どうしても食感は残ります。
ですから、つぶつぶとした食感が気になる人は、出来上がった甘酒にもう一手間加えてサラサラに仕上げましょう。
甘酒の食感の元は、甘酒の材料のお米、麹、酒粕のつぶつぶ。
これが発酵したり、じっくり加熱されたりすることで、なんとも言えない甘酒特有の食感に仕上がります。
甘酒のつぶつぶを取り除くためには、
- ミキサー
- ブレンダー
の力を借りるのが手っ取り早いです。
容量の問題もありますから、一度にたくさんの量の甘酒を処理するならミキサーが早いですし、少量であればブレンダーの方が便利。
他に、子供のおやつや、料理などでごく少量使う場合は、機械では返って片付けの手間の方が大変ですから、手で細かくしましょう。
すり鉢や、茶こしがオススメです。
滑らかにする量に合わせて、調理器具を使い分けてください。
つぶつぶとサラサラで栄養は変わる?
せっかくの栄養ですから、余すところ無く効率良く体に取り入れたいもの。
食感のために甘酒の栄養を破壊しないように気をつけたいですよね。
結論から言うと、ミキサーやブレンダーで滑らかにしても甘酒の栄養は失われません。これは、すり鉢などで手作業での撹拌でも同様です。
と言うのも、甘酒のパワーの秘密は麹や酵母。
甘酒には酵素合わせて100種類以上が含まれ、熱やお米を加えることで活動し、健康、美容ともに効果的な栄養を作り出してくれます。
しかし、酵素や酵母はともに熱が弱点。
酵素は60℃、酵母は40℃で破壊され活動が停止することがわかっています。
冬はアツアツの甘酒が美味しいですが、実は栄養面ではあまり良い飲み方ではなかったのですね。
酵素と酵母以外にも、ビタミンなどの熱に弱い栄養も破壊されてしまいます。
冷蔵庫に保管すれば、改めて飲むときには温めることになると思いますが、その時にはアツアツにしないように注意しましょう。
電子レンジでは30秒~1分が目安です。
酒粕や麹の風味が苦手
甘酒は、他の飲み物にはない独特な風味がありますよね。
普段から甘酒を飲み慣れていない人は、つい飲むのを躊躇ってしまいます。
甘酒の風味には、米麹で作られた物と、酒粕で作られた物があり、それぞれの発酵やアルコールの匂いが影響を与えています。
匂いは味の9割を決めるとの話もありますから、好みに合わない匂いがする食品は誰でも好きになれません。
ですから、お酒そのものや日本酒が苦手な人は、酒粕から作られた甘酒を好みませんし、麹の発酵臭を不快に感じるなら米麹の甘酒は飲めないでしょう。
逆に、日本酒が好きな人は酒粕の甘酒、麹のお味噌が好きな人は米麹の甘酒を美味しいと感じるかもしれません。
成長する中で色々な物を食べていくと、段々味覚も変化し、美味しいと感じる物が変わってきます。
子供の頃は苦手だった甘酒も、今では美味しいと感じるかもしれませんので、ここ数年飲んでないな、と言う人はこれを機会にまずは試してみてはいかがでしょうか。
甘酒が苦手でも飲みやすいレシピ
つぶつぶをすり潰してみて、または久しぶりに飲んでみてそれでも甘酒が好きになれない人もいます。
そういう人は他の食材を加えて甘酒らしさを薄めちゃいましょう。
きなこ甘酒
安倍川餅やおはぎなど、きなことお米はは組み合わせの定番。
お米が入っている甘酒とも良く合います。
もったりとしたのど越しが苦手な人はイマイチかもしれませんが、飲む和菓子のような感じになって美味しいですよ。
甘すぎると感じる人は、ひとつまみ塩を加えてもGOOD。
豆乳甘酒
甘酒のクセを豆乳のクセで誤魔化す、まさに「毒を以て毒を制す」ような飲み方です。
豆乳は美容に嬉しい効果を持つ飲み物なので、甘酒と加えることで相乗効果も狙えます。
味の面では豆乳のクセが苦手なら、調整豆乳や、牛乳を使うのもオススメです。
ココア甘酒
こちらも甘酒の風味をココアで中和する飲み方。
米麹の甘酒には自然の甘さがあるので、特別砂糖を加えなくても美味しく飲めます。
寒い日はホットココアが美味しいですから、冬にぴったりな飲み方です。
カルピス甘酒
乳酸菌と麹のコラボレーション。
どちらも町内環境を整える効果があるので、便秘解消にオススメ。
お好みで炭酸水も加えると、とろみも薄まり、甘酒とは思えないスッキリドリンクに仕上がります。
トマト甘酒
トマトジュースのサッパリした風味が、甘酒のもったり感を取り去ります。
冷たいスッキリした飲み物が欲しくなる夏にオススメ。
米麹、酒粕どちらの甘酒にもよく合います。
フルーツ甘酒
トマト甘酒などと一緒で、フルーツジュースは味が濃いので甘酒の風味をしっかり隠してくれます。
慣れない甘酒初心者にぴったりの飲み方です。
しかし、フルーツジュースは自宅で作るようなスムージーでもない限り砂糖がしっかり入っているのでカロリーが気になります。
甘酒ダイエットには向かない飲み方です。
まとめ
いかがでしたか?
甘酒はいろいろな食品とよく合う飲み物。
改めて甘酒の良さが認められたこともあり、さまざまな飲み方が紹介されています。
昔ながらの、ストレートだけで楽しむものではなくなっているのです。
甘酒には、毎日摂ることが難しいミネラルやビタミンがたっぷりですから、不足しがちな栄養補給にもぴったり。
昔飲んで苦手だったからという理由だけで敬遠するのはもったいないです。
まずは、他の飲み物と割って飲んでみてはいかがでしょうか。
以上、「甘酒のつぶつぶ苦手!克服するには?美味しく飲むために」でした。